私の人生回顧録統一教会編

　2005年の梅雨入り間近の6月の初め、元嫁が私の母に「お母さんも私たちの息子の障害のこととか、いろいろと悩み事があるでしょう。人生相談に乗ってくれるところがありますから、行ってみませんか？」と誘いを持ち掛けて、例のインチキな印鑑を高額な値段で売りつけた、防府市八王子にあるハピネスに連れて行きました。そこで言われたのが、母の話では、やっぱり「あなた方の身近に起こっている不幸な出来事は、ご先祖様にきちんと供養されておられない方がいらっしゃるからです」と言われたそうです。そして幸運を呼ぶ”ありがたいもの”として印鑑の購入を勧められたそうです。母は「私たちはきちんとご先祖様の供養もしてきているし、孫の障害も不幸だなんて思ってもいない」ときっぱりといって何も購入せずに帰ったそうです。そして後日私に「智ちゃんは何か変な宗教に関わっているんじゃないじゃろうね。」と聞いてきたので、私はその当時はまだ元嫁が統一教会に関わっているということを知らなかったので、「さぁ、俺もよくわからんのじゃけど…」と答えました。元嫁が帰ってきてから私が『お前、なんか変な宗教に関わっているんじゃなかろうな？」と聞くと、平然とした顔で「私は別に変な宗教にはかかわっていない。」あの印鑑やさんも私たちのことを親身になって考えてくれてるんじゃから、ありがたいことじゃない」と、宗教に関わっていることを否定し、私が念を押すように「本当なんじゃな？あとでウソじゃったっていうことが絶対にないんじゃな？もし何か疚しいことがあるんじゃったらすべて今のうちに話せ」というと、「何？私を疑ってるの？」というので、私が『もし、今話したことがウソじゃったら、その時はそれなりの覚悟をしとけよ」とさらに念を押してこの話は終わったんですが、母が買わされようとした印鑑は虎目石(タイガーズアイ)という鉱物からできているんだそうですが、この虎目石、鉱物の中ではかなり安い代物だそうで、それほどの価値はないと言おうことが分かって、このころから何かきな臭いにおいを感じ始めていた私です。