女子サッカー日本代表で、INAC神戸レオネッサ所属の澤穂希選手が16日、現役引退を発表しました。澤選手は15歳で日本代表(現在のナデシコジャパン)に入り、アトランタオリンピックと、アテネ・北京・ロンドンオリンピックに出場、ワールドカップでも1995年から連続出場するなど活躍し、今のナデシコジャパンの礎を築き上げた選手です。
私が一番印象に残っているシーンといえば、女子サッカーワールドカップドイツ大会でのアメリカとの決勝戦で、延長戦にもつれ込んで、一度はリードを許すも、粘り強く攻め続けて同点ゴールを決めた瞬間でしょうか。そして、翌年ロンドンで開かれたオリンピックでは、同じく決勝戦の相手がアメリカで、このときは惜しくも準優勝でしたが、笑顔で表彰式に臨む姿は、印象に残っていますね。特にワールドカップドイツ大会は、東日本大震災直後で、暗く傷ついた多くの国民に勇気と感動を与えてくれました。
今のナデシコジャパン・なでしこリーグがあるのも、澤選手の活躍によるところが大きいと思います。澤選手のプレーを見て後に続く選手が日本代表を夢見て頑張っているのを見ると、改めて澤選手の果たした役割は大きかったんだなぁって思います。
今後は指導者の経験を積んで、いつかはナデシコジャパン監督として、日本代表のユニフォームをにそでを通してもらいたいなって思います。今までたくさんの感動をありがとう。そして長らくの間、お疲れさまでした。
