島根県の江津駅と広島県の三次駅を結ぶ三江線。昨日沿線自治体と、今後について話し合いが行われたということで、JR西日本の真鍋社長は「廃止ありきというわけではないが、線路の維持をしていくのは難しい」と述べて、廃止も含めて検討していくという考えを明らかにしました。地元自治体は廃止には反対の意向で、今後JR西日本と協議の場が設けられることになりそうです。
三江線は江津→浜原間に上下10本・浜原→口羽間に4往復・口羽→三次間に5往復の列車が運転されていますが、過疎地域を走る閑散路線で、今までも廃止の可能性が取沙汰されてきましたが、地元の意向もあり、何とか今まで存続してきた路線です。地元は高齢化率が高く、廃止をされると困る高齢者もいることなどから、地元は反対をしているのだと思いますが、果たして協議の行方はどうなるんでしょうか。
私は、集中豪雨で三江線が不通になった時、このまま廃止になるかもしれないと思ったんですが、JR西日本は流失した鉄橋や、崩壊した路盤などを整備して前線での運転を再開させました。このときは何らかの活性化策を打ち出すのではないかと思ったんですが、以前の運転状況に戻っただけで、沿線とタイアップした活性化策などはとられませんでした。
