北朝鮮が、スウェーデンのストックホルムで拉致被害者を含む調査の約束をしてから一年が経過しました。当初、昨年の秋に調査結果の第一回目の報告が行なわれるということでしたが、調査が遅れているということで、延期になり、拉致被害者の調査結果が明らかになる目安とされていた1年がたっても、拉致被害者は誰一人として、日本に帰国することはありませんでした。北朝鮮は調査の延期を北京の大使館ルートを通じて日本に連絡してきましたが、北朝鮮のあまりにも誠意の無い対応には怒りを覚えます。
北朝鮮は本当に拉致問題を解決しようとしているのか、甚だ疑問です。日本も北朝鮮が拉致問題の調査を開始すると発表した時点で、経済制裁の一部を解除しましたが、私は経済制裁の解除は拉致被害者の問題を含むすべての日朝間の問題が解決した上で、解除すべきだったのではないかと思います。
日本政府は、いつまでにすべての調査結果を報告しないと更に重い経済オ制裁を加えるという強い姿勢で望まないと、北朝鮮はいつまでも、この問題を引き伸ばしにするのではないかと思います。日本の北朝鮮に対する外交は、あまりにも弱腰だと思います。本気で解決させようと思うのであれば、安部総理自らが北朝鮮に乗り込んで行って、キム・ジョンウンと日朝首脳会議を開くべきです。これ以上北朝鮮になめられたことをされないように、強い姿勢で対応しないと、絶対にこの問題は解決しないと思います。
拉致被害者の家族のみなさんも高齢化が進んでいますし、拉致された方々も50代から60代と言う年齢に達しようとしています。なんとしても早期に帰国を実現できるように最大限の努力を払って欲しいと願っています。
