sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

後藤健二さん殺害される

 今朝起きてラジオをつけると、いきなりショッキングな報道がなされていました。
 イスラム国によって拘束されていた後藤健二さんが殺害されたと見られる動画がインターネット上に配信されて、その信憑性が極めて高いということでした。イスラム国と言う組織は当初、後藤さんと湯川遥菜さんを拘束し、72時間以内に2億ドルを支払わなければ二人を殺害すると警告して日本に脅しをかけてきて、後に湯川さんを殺害し、さらに身代金の要求からシリアの隣国ヨルダンで服役している自爆テロを起こそうとして未遂に終わった女性死刑囚の釈放を要求してきましたが、ヨルダン政府は同じくイスラム国によって拘束されているヨルダン人パイロットの生存が確認できたら釈放の用意があるとした上で、期限だった現地時間の1月30日金曜日の日没までにこの死刑囚をトルコ国境まで連れて行きませんでした。今もヨルダン人パイロットの安否については不明なままで、それから膠着状態が続き、今日の動画の配信に至ったわけですが、このニュースを見て改めて思ったのが、このテロ集団の非人道性・残虐性。本当に人間にやる所業ではないです。同じ血の通った人間なのかよ。そう思うと同時に、激しい怒りと憤りを覚えます。

安部総理は決してテロには屈しないと、こう述べていますが、人命救助の一方でテロ集団の要求には屈しないという大変難しい判断をせまられた中で、関係各国と連携し、特に現地に一番近いヨルダン政府とは緊密なやり取りがあったと思います。その中で相手の要求を呑むということはテロに屈するということ。その姿勢は今後とも決してぶれることなく貫いて行って欲しいと思います。ただ、これが日本が自衛隊員を戦地に赴かせるというようなことにはなってほしくないです。私は第二次世界大戦の反省から、戦争を放棄するとうたった憲法9条は守って欲しいと思っています。その中で日本が独自に行えるのは、紛争地域で困難な生活を強いられている避難民に対する人道支援であったり、扮装が終わった後のインフラ整備など、戦争に加担しない方法での支援が一番の日本が国際社会の一員として果たせる役割じゃないかと思います。

また、今回の事件では、あのような危険な地域に行くのが悪いと言う声も聞きますが、私はそうは思えません。現地で起こっていることを正確に知る事。これが戦争やテロとの闘いで一番大切なことではないかと思います。そのためにもこういった方々の活動は評価されるべきじゃないかとも思います。その一方で、行けと言われていないのにいったのだから仕方がないのかもなぁと言う気もします。みなさんは今回の日本人拘束・殺害事件についてどのように思われたでしょうか。