統合型リゾート推進法案・・・

　今朝のサンデーモーニングの風を読むコーナーで統合型リゾート推進法案（IR法案）のことが紹介されていました。観光立国を目指す日本にとって、外国から多くの観光客を受け入れて、お金を日本国内に落としてもらうというのが狙いだそうですが、私は今、本当に日本に必要なのという気がしました。この統合型リゾートの目玉の一つがカジノですが、日本にカジノを作って、多くの観光客にきてもらってお金を落としてもらう･･･。でもカジノを作るとやっぱり懸念されるのがギャンブル依存症。日本は海外に比べてギャンブル依存症の疑いがある人は、成人のおよそ4.8％と突出して高くこのような家事の施設ができると、さらにギャンブル依存症になる人は増えるのではないかと思います。

　このようなカジノを含む統合型リゾート施設を作らなくても、日本には昔ながらの古い街並みや伝統文化・山岳風景から美しい海岸線まで変化に富んだ景観など、工夫次第ではこれからも大きく観光客を引き寄せることのできる可能性は大きいと思います。

　

　実際私が住む山口でも、歴史の舞台に度々登場する関門海峡のダイナミックな景観や、歴史的建造物が立ち並ぶ萩や調布などの街並みや大内氏の伝統文化が息づく山口など、多くの観光資源があり、観光で訪れる外国の人たちも、これらの歴史的建造物や街並みを見てみたいという人が多く、ギャンブル目的でやってくる人はいません。また、外国ではカジノ同士の競争激化で経営が破綻し、自治体の財政にも大きな打撃を与えたという実例もあります。そして多くの失業者が出て、深刻な問題になっているところもあるということです。

　日本には日本にしかないいいところがたくさんあり、そのような日本のよさをもっと引き出すような施策をとって、より多くの外国人観光客が訪れるようにするほうが日本らしくていいのではないかと思います。私は観光立国目指すのにカジノを誘致するのは絶対反対です。