おとといの夜発生した池袋駅近くの繁華街で、暴走車両が歩道に乗り上げて、通行人をはねて一人が死亡・七人が重軽傷を追った事件。逮捕された埼玉県吉川市在住の飲食店経営名倉桂司容疑者は、「車を運転する前に近くにある脱法ハーブを売っている店で、脱法ハーブを買って、車を運転する前にタバコの先につけて吸った。運転してしばらくしてから、警察官に声をかけられるまでの記憶がない」と話しているようです。
昨日のNHKニュースウォッチ9で脱法ハーブの恐ろしさについて詳しく報道されていましたが、脱法ハーブを吸引すると、脳神経がずたずたに切れてしまい正常な判断や行動をすることが難しくなるということだそうです。
恐らく名倉容疑者も、正常な運転が出来なくなるということは十分に承知をしていたのではないかと思います。警察は危険運転致死傷罪に切り替えて、身柄を東京地検に送ったそうですが、今後どれくらいの常習性があるのかなどが詳しく調べられると思います。
それにしても脱法ハーブが平然と街のど真ん中で売られているということ自体が驚きです。そしてそれを簡単に入手できるというのも驚きです。関係省庁は規制を強めていますが、次から次へと新種が出てきて、対策が追いつかないのが現状だそうです。警察もいっそのこと脱法ハーブを売っている店を片っ端から取り調べるなどの対策が必要でしょうね。恐らくこういう店の売り上げは暴力団や海外マフィアの資金源になっていると思います。そういう反社会勢力の息の根を止めるためにも、どんどん取締りをしていってほしい。そう思う私です。
そして今回の事件で犠牲になった女性と、被害にあわれた方の一日も早い回復を、お祈りいたします。
