sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

今は亡き従姉からもらった定期券入れ

 私が就職してからずっと使い続けているものがあります。それは大阪の従姉からもらった就職祝いの定期券入れです。私は車通勤なので、定期券は入ってないんですが、その代わりに会社の社員証を入れてつかってます。従姉が祝いに送ってくれてから23年の月日がたちました。その社員証が入っている定期券入れ、ずっと車の中においてあって、どこに行くにしても一緒だったんですが、会社の社員証が新しく更新されて、首からストラップにつけて下げる様式に変更されて、今まで使っていた社員証を会社に返さなくてはならなくなり、その定期券入れも社員証を入れる役目を終えようとしています。ただ、従姉からもらった定期券入れは皮製の丈夫なもので、どこも傷んでいるところもないので、今後は保険証を入れておこうかと思います。
 今まで会社の通勤にしろ、どこかに車でドライブに行くにしろずっと私の車に乗っていた定期券入れ、これからは私の通勤かばんの中に入れて保険証を入れておこうと思います。
 この丈夫な皮製の定期券入れを送ってくれた従姉は3年前に乳がんを患い、44歳という短い一生を終えました。私が大阪に住んでいたころ、よく「お姉ちゃん、遊びに来たよ~」と言って、私が遊びに行くと、よく一緒にトランプをしたり、テレビを見たりして遊んでもらいました。私も実の姉が「私のほうが本当のお姉ちゃんなのに・・・」と嫉妬するくらい仲良くしてもらいました。大阪から山口に引っ越すときも引越し作業を手伝ってくれて、それ以来、あまり顔を合わす機会がなくて、久しぶりに顔を合わせたのが、従姉の結婚式のときでした。私の母が都合によりいかれなくなったので、私が母の代理で行くことになったんですが、あのときの大阪ふうに言うと「ごっついべっぴんさん」な感じが今も忘れられないです。そして、3人の娘さんの母親になり、下の子はまだ中学生だったので、まだ手のかかる子供を残してあの世に旅立たなければならなかった従姉の無念さを思うと、私自身も息子と次男を立派に社会人として自立できるまで死ぬわけにはいかないな。と思うしだいです。
 従姉からもらった定期券入れは私に残されたたった一つの形見です。これからも大切につかっていこうと思います。