、まずセリーグについてですが、巨人の独創での優勝を許したのは、中日ドラゴンズのふがいない戦いぶりと阪神タイガースの後半戦のもたつきが大きな原因だと思ういます。ドラゴンズは、主軸を打っていたブランコ選手がDeNAベイスターズに移籍したとはいえ、あまりにも勝てなさすぎです。ブランコ選手がいなくても面白い戦いをしてくれると思っていただけに、あまりにもふがいなさすぎです。ピッチャーも打線が低調なときに限って押さえが利かなくて結構打たれてましたよね。そして打線が得点を重ねると、今度はピッチャーが失点を重ねてしまう。そういった悪循環でクライマックス進出まで逃してしまいました。タイガースも後半戦に入ってからいまひとつ波に乗れなかったですよね。特にジャイアンツとのゲーム差5で迎えた直接対決で、三連勝していれば、ゲーム差を2にまで縮めることができたのに、逆にジャイアンツに3連勝を許してしまって、ゲーム差を8にまで広げられてしまった時点で勝負あった感がします。後半戦に入って投手陣に疲れが出たのかもしれませんが、相変わらずの長打力不足。得点力不足。このままじゃあ、セリーグ2位の座も危ういかもしれません。このままの順位を守ったとしたら3位広島カープと甲子園でクライマックスシリーズの第一ステージを闘うことになりますが、もう少し得点力不足をどうにかしないと、クライマックスシリーズ突破の壁は打ち破れないと思います。それとタイガースのエースである能美投手がジャイアンツの杉内投手と投げ合ったときに勝てないのも大きな不安要素ですよね。もうすこし、ピッチャー・打撃陣共に底上げをしないと日本シリーズへの道は険しいと思います。
一方のパリーグですが、今年はマー君に始まってマー君で終わりを告げるのかなという気がします。なんと言っても開幕から負け氏ら図の22連勝・昨季からの連勝もあわせると26連勝と、すごい記録を打ち立てています。7月に入って、マリーンズを追い越して首位に立つとそのまま一度も首位を譲らずにイーグルスが優勝を果たしました。今年のイーグルスの大きな特徴は、マー君が連勝記録を伸ばしていることもありますが、大きな連敗が一度もないこと。そして上位打線から下位打線まで村なく得点できることが大きな特徴でした。そして、マー君以外にも美馬投手や則本投手など価値を計算できる投手が揃ってきたこと、マギー・ジョーンズ両外国人選手の加入で、得点力が大きく向上したことが上げられると思います。このままの調子で行くと、日本シリーズ進出もすんなりと決めそうな勢いですね。一方のほかの球団を見てみると、マリーンズにしても、ホークスにしてもそんなに楽天と比べても見劣りするような投手陣・打撃陣ではないんですが、マー君のような絶対的エースがチームにいなかったことがペナントの優勝を逃した大きな要因でしょうか。パリーグではクライマックス進出の可能性のあるマリーンズ・ホークス・ライオンズが激しい争いを繰り広げてますが、残る2枠を手中に収めるのはどこのチームなんでしょうか。ただ、今の状態でいけば、ホークスが日本シリーズ進出の可能性もあるわけで、2003年の日本シリーズの再現となることも可能性は残っています。私はホークスVSタイガースの日本シリーズでの再現を夢見ながら、まずはタイガースを応援したいと思います。そして、ホークスも、まずはマリーンズを第一ステージで打ち破ってイーグルスとの日本シリーズ進出をかけた第2ステージに勝ち上がってほしいと思います。
