高梨沙羅選手・ワールドカップ個人総合優勝

スキージャンプのワールドカップで北海道上川町出身の16歳の高梨沙羅選手がワールドカップ個人総合で見事優勝を果たしましたね。暗い話題が続いていた日本スポーツ界に久しぶりに明るいニュースを届けてくれました。今年はワールドカップを14戦戦ってすでに8回有償というダントツの強さを見せた今期の高梨選手。安定した助走から空中に飛び出したときの姿勢は本当に優雅です。そして課題としてきた着地のときのテレマークもきちんと入るようになって、今年世界を席巻しましたね。彼女が大きく頭角を現したのが、去年のちょうど今頃行われていたインスブルックでの冬季ユースオリンピック。ライバルのアメリカのサラ・辺土リクソン選手とのデッドヒートを制して優勝したときでしょうか。それまでも国際大会で上位に食い込むなどシニアのジャンパー顔負けの大ジャンプを見せていたので、私も彼女の名前は知っていたのですが、それがここまでの成績を残すようになったのですからすごいです。来年のソチオリンピックでは俄然優勝候補の筆頭に上げられると思いますが、オリンピックという夢の舞台で落ち着いて自分の力を発揮することができれば、表彰台は夢じゃないと思います。今日からはイタリアのバルディフィエメというところでノルディックスキーの世界選手意見が開幕しますが、個人・混合団体に出場するということなので、今出せる力を存分に発揮して欲しいと思います。男子も高梨選手に負けるんじゃないぞー。