三日目の朝はどんよりと曇っていて、天気予報では北海道は雨が降るという予報が出てました。せっかく水平線が丸くみえる地球岬に行くんだから晴れていて欲しかったんですが仕方がないです。
朝は6:00過ぎに起きて着替えを済ませて函館駅に向かいます。今日のトップランナーは函館を7:04分に発車する281系特急スーパー北斗1号です。これに乗って東室蘭に向かいます。列車の入線を待っていると6:43分発の寝台特急北斗星が入ってきました。
7:04分定刻に函館を発車したスーパー北斗1号はこのあと五稜郭・森・八雲・長万部・洞爺・伊達紋別と停車して東室蘭に9:01分に到着する予定です。しかし時刻表にも記載されてましたが、諸事情によりトンネル内で減速運転を行っている関係で札幌到着が定刻よりも10分程度遅れると言うアナウンスがありました。幸い東室蘭では接続列車は待っているということなので一安心。車内で朝ごはん用の弁当を購入して早速美味しく頂きました。
このお弁当、鰊みがき弁当です。函館の名物なのでお試しを・・・。
函館市外を抜けて七飯を過ぎると線路は二手に分かれます。渡島大野・仁山経由の線路と途中に駅のない藤代線と呼ばれる線路に分かれるのですが、札幌行きの特急列車は藤代線経由で走ります。このあたりまで来ると駒ケ岳が見えてくるんですが、今日は生憎の空模様で見ることが出来ませんでした。そして二手に別れた線路が合流するのが大沼。そして再び線路は二手に分かれて、太平洋の海岸沿いに走るのが砂原支線・大沼公園経由の本線と分かれて、特急列車は上下線とも大沼公園経由で走ります。その大沼を進行方向左手に見ながらあっという間に大沼公園を通過。急勾配と急カーブを振り子式とハイパワーエンジンの威力を発揮して高速で駆け抜けていきます。全国駅弁大会の上位ランキングの常連であるイカめしで有名な森に7:40分頃に到着。3分ほど遅れて発車してここから長万部まで60キロ以上に渡って太平洋に沿って走っていきます。太平洋の景色を眺めているととうとう雨が降り出して、雨滴が窓を伝い流れるのが分るようになって来ました。残念ながら地球岬観光は雨の中での観光と言うことになりそうです。途中、八雲で何人か乗降があり、4分ほど遅れて出発。そして函館本線と室蘭本線の分岐する長万部に8:20分ごろ到着。室蘭本線にはいって卑怯駅として全国にその名を知られる小幌を通過。周辺に道路はなく前後はトンネルで後ろは険しい山で前は太平洋と言うロケーションで、普通列車ですら一部通過する駅です。そして大きな町並みが見えてくると洞爺。洞爺湖観光の拠点で、何年か前に日本でサミットが開催されたときにここが選ばれたことで一躍その名を世界的に知られるようになりました。アニメ好きな人では銀魂で知っているという人も多いのではないかと思いますが。そして伊達紋別を出ると東室蘭はすぐ近くなので降りる準備を始めて、東室蘭には10分ほど遅れて到着。急いで室蘭行きの普通列車に乗り換えて9:21分室蘭着。ここからタクシーで地球岬に向かいました。雨の降る中、地球岬に行ったのですがあまり景色を楽しむことは出来ませんでした。