sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

JR北海道に明日はあるか・・・

 JR北海道留萌本線の留萌→増毛間の廃止まで1週間を切りました。この区間は利用者が少ないうえに災害多発地点でもあり、JR北海道としても、地元との協議のうえ、廃止もやむなしという結論に至ったわけですが、JR北海道管内では、数少ない、日本海が眺められる区間であっただけに残念です。
 この他にも石勝線の夕張支線が地元からの要望で廃止されることが決まっており、今後は日程を調整したうえで、いつごろ廃止するのかなどを詰めていくものと思われます。また、札沼線(学園都市線)の北海道医療大学新十津川区間も、廃止は時間の問題とみられており、早晩廃止されるのは間違いないと思われます。
 この他、根室本線富良野新得間・宗谷本線の名寄以北などが廃止になる可能性があるなど、JR北海道を取り巻く環境は厳しいものがあります。
 しかし、北海道には数多くの観光地があり、それをうまくいかせれば、多少なりとも経営環境の好転につながるのではないかと思われるところがいくつか見受けられます。例えば、知床半島の入り口といえば、釧網本線知床斜里ですが、ここにやってくるバスの便が少なく、また接続も決していいとは言えません。世界遺産である知床のすぐ近くを通っていながら、生かし切れていないというのが実情です。列車の発着に合わせて、バスがうまく接続していれば、観光利用も見込めるでしょう。同じことは宗谷本線でもいえ、稚内から宗谷岬に向かうバスと列車が10分程度で接続できれば、観光での利用が見込めるのではないかと思います。もう少し、地元のバス会社と連携をうまくとっていけば、少しは利用客も増えるのではないかと思います。
 そして、室蘭本線の沼ノ端→岩見沢間は全線単線でも十分なはずです。複線で線路を維持する必要はないのではないかと思います。石勝線や函館本線からの貨物列車が入線する関係上、行き違い設備の有効長を長めに取るだけでいいのではないかと思います。
 また、函館本線長万部→小樽間ではニセコ羊蹄山に向かう利用者に加えて、小樽近辺では列車の運転本数も比較的多く設定されていますが、これらの列車を札幌直通にしてはどうでしょうか。地元にとって、札幌に向かう直通列車が走るというのは、大きなインパクトがあるように思います。
 また、旭川発着の快速列車のうち、宗谷本線を走るなよろと、石北本線を走る特別快速北見を札幌まで延長運転させてはどうでしょう。特急料金不要で、スピードは特急列車みたいには出せませんが、価格の面で、高速バスとも渡り合えるようにも思えますが。
 また、札幌都市圏を除いて、普通列車同士の接続はいいとは言えません。もう少し、こういったところも改善していく必要があるのではないでしょうか。