昨日行われた、2017年に起きた、東名高速での煽り運転の上に、高速道路の本線上に無理やり停車させて、後続のトラックに追突されて、萩山さん夫妻を死亡させて、2人の姉妹に大怪我を負わせて、危険運転致死傷罪に問われた、石橋和穂被告に対して、東京高裁は控訴を棄却し、懲役18年を言い渡しました。石橋被告は、判決が言い渡された後、閉廷する際に裁判長に向かって、「俺が出るまで待ってろよ」と恫喝するような発言をして、東京高裁での裁判は終わりました。
この事件、逮捕された後に石橋被告は、「俺も人間やけん、言われたらカチンと来るけん」など述べるなど、全く反省の態度を見せてなくて、逮捕後に余罪を調べたら、あちこちで煽り運転や幅寄せ、他のドライバーに対する恐喝などを起こしていたことが明らかになり、煽り運転が社会問題として炙り出されましたよね。
あれだけの大事件で4人の家族を死傷させておきながら、殺人罪で罪に問えないのがなんとも歯がゆいですね。高速道路の本線上で無理やり車を停車させれば、誰が考えても重大な死傷事故が発生する可能性が非常に高いというのがわかりきっていて、いわば人が死ぬ可能性が高いとわかっていた未必の殺意があったのではないかとも思いますが、問われる罪は危険運転致死傷罪。最高刑は20年とは、起きた結果に比べたらあまりにも軽すぎませんか？こんなやつ、18年刑に服しても、反省なんかしないですし、更生を期待すること自体無駄でしょうね。
