今日は9月11日。アメリカ同時多発テロ事件が起きてから、22年が経過しました。あのワールドトレードセンタービルがハイジャックされた飛行機が衝突して、倒壊したあの異様な光景は月日が流れても、鮮明に記憶に残ってます。
あの事件の背景には、富める者とそうでない者の貧富の格差があり、世界の富の象徴であったワールドトレードセンターと、アメリカの国防の中枢であるペンタゴンとホワイトハウスが攻撃の対象となり、多くの犠牲者が出ました。貧者の不満が背景にあって、それがアフガニスタンで台頭してきていたアルカイダのオサマビンラディン容疑者に洗脳された若者に事件の実行を指示したものですが、この事件の後、ますます貧富の格差は拡大し、民族同士の分断・地域での分断・国家間の分断が広がり、対立が先鋭化してきています。同じ人間なのに、かたや贅の限りを尽くした生活を謳歌している人がいる一方で、その日1日の食べ物にも事欠く生活を強いられている人も数多くいます。止めるものはますます富を増やし、貧者はますます生活が困窮し、富の分配は起きていません。この事件の背景にあるものにしっかり目を向けて、対立や分断から協調に変えていかないと、いつかはまたこういった事件が再び起きるのではないかと思う私です。
