あの悪夢のような福知山線脱線事故の発生から、もうすぐ18年の月日が流れようとしています。事故の詳細はこれまでも書いてきましたので、割愛させていただこうと思いますが、あの事故で多くの人の人生が変わってしまったと思います。
あの事故の背景には、日本の企業の中で蔓延っているパワハラがあったのではないかと思います。人間は常にヒューマンエラーは起こす可能性がありますが、ミスをしない人が立派だとか、ミスをしたら本来の業務から外されるとか、厳しい叱責にさらされることを恐れて、ミスを報告しにくいといった問題が、ほんの数分の遅れを取り戻すために、制限速度を大幅に超えて運転し、現場カーブで減速が間に合わずに脱線したことが明らかになってますが、このようなパワハラは残念ながら、今も姿形を変えて残ってます。私も以前勤めていた自動車製造の現場でも、私になんの落ち度もないのに、コントロールセンターに作業終了の報告と、電源カットの確認のため連絡をしたら、このクソ忙しい時に電話してくるな。このクソボケが❗️などと罵声を浴びせられたことがありますし、私がそんなこと言われる筋合いはないので、連絡せずに帰ったら、なんで連絡して来んのか❗️などと言ってくるし。そもそも、私だけがコントロールセンターに連絡する必要ないわけで、私が「俺が連絡しなければならないと誰が決めたんですか？」と問いかけると、「偉そうにいうんじゃない」などと言って、話にならないので、上司に連絡してもらうようにしたんですが、このようなパワハラは私が退職するまでなくなることはなかったです。こういった悪質なパワハラを根絶しない限り、このような悲しい事故はどこかで起きてしまうのではないかと思います。
改めて、この事故によって亡くなられた方々のご冥福ををお祈り申し上げます。
