きょう、甲子園球場で女子高校野球の決勝戦、神戸弘陵高校VS高知中央高校の試合が夕方5時から行われました。私は試合の後半、5回からネットで見たんですが、両チームともいい試合してましたね。息詰まる熱戦で、きびきびとしたプレーをしてました。試合は2回に4点を先制した弘陵高校が、高知中央高校を0点に抑えて、完封勝ち。見ていて面白かった試合でした。試合後の優勝インタビューでも、みんな明るくて、男子とは違ったかわいらしさがあふれたインタビューで、好感が持てました。
今回初めて決勝戦が甲子園球場で行われるということで、大きな注目を集めてましたが、私は地上波でも中継があるものと思ってましたが、どこの局も放送してなくて、正直がっかりしました。この舞台に立つために頑張ってきたのは、男子も女子も変わらないはず。男子の高校野球は、毎年あれだけお祭り騒ぎするくせに、女子には全く見向きもいしないっていうのは、ジェンダーフリーが言われている世の中に逆行するのではないかという気がします。せめてNHKだけはあれだけ放送チャンネルを持っているのだから、放送してほしかったです。
こういったスポーツにおける放送格差っていうのは昔からあって、同じ野球だと、昔は中継があるとすればセ・リーグだけ。しかもジャイアンツ戦がほとんどで、NHKが時折パリーグの中継も行っている程度でした。風向きが変わりだしたのが、清原選手がライオンズに入団してから。その後ホークスが福岡に移転し、イーグルスが仙台に誕生し、ファイターズが北海道へ移転、さらにはマリーンズが千葉に転して、パリーグ球団が日本各地にまんべんなく点在するようになってから、パリーグの中継が増えてきましたよね。
そのほかにも、今ではなでしこジャパンも広く知れ渡った存在になりましたが、なでしこジャパンがワールドカップで優勝するまでは、見向きもされなかったですし、明日開幕を迎えるパラリンピックも、オリンピックからは手のひらを返したみたいに、まったく放送されてきませんでした。かつて長野で冬のパラリンピックが開催された時も、日本人選手が数多くのメダルを獲得するなど、輝かしい成績を残したにもかかわらず、まったく放送されませんでした。ぱらりんぴっくが放送されるようになったのは、ここ最近で、それも放送をするのはNHKだけ。あまりにもスポーツの放送格差がいまだに残っているような、そんな気が私はします。
