私は休みの日となると、よく家の周りを歩くのが好きで、畑仕事がない日は、一時間くらいかけてゆっくりとカメラを抱えて歩いてくるんですが、川の土手や川の中、あるいは道端や田畑の周りにはペットボトルやたばこの吸い殻、スーパーのレジ袋やその他たくさんのごみが投げ捨てられてます。そんな不法投棄されたごみがところどころ浮かんでいる川の中を窮屈そうに水鳥が泳ぎ、魚が水中を泳いでいます。そして、農家の方が、だれが捨てたのかわからないゴミを拾って処分するのをよく見かけます。おそらくごみを捨てる人間は、これくらい大したことないとか、自分だけじゃないとかそういったことを思っているのかもしれませんが、そういったほんの少しの自分勝手な言い訳が積もり積もって、今日、世界中で見られるような環境破壊に発展したんじゃないでしょうか。
川の中を泳ぐ魚や、ねぐらとしている水鳥、田畑に住む生き物は、人間が登場するよりもはるか昔から地球で暮らしているわけで、人間よりもはるかに先輩です。私たちは、その偉大な先輩に対する敬愛の念を忘れてしまっているんじゃないかと思います。ほかの生き物が住めない環境になってきているということは、人間にとっても住みにくくなっているはずで、人間は自分で自分の住む環境を汚して、首を絞めているのではないかと思います。人間は自分の思うように地球の資源を使い、化学物質を生み出して、環境を破壊してきましたが、もっと我々は地球に対して謙虚であるべき・人間よりもはるかに先輩であるほかの生き物に対して敬愛の念を忘れてはいけないと思います。