オウム真理教が引き起こした地下鉄サリン事件。あの日本中を震撼させた凶悪テロ事件から今日で24年になります。地下鉄車内に撒かれた猛毒のサリンによって、13人の方々がなくなり、大勢の方が負傷するなど、大きな被害が出ました。
オウム真理教の教祖、麻原正晃の主導によって、地下鉄にサリンをまくことが決定されて、このような事件が起こったわけですが、教団は政界への進出をもくろんで、地下鉄サリン事件が起こる前に行われた国政選挙に教団関係者を擁立して、国政進出を狙っていて、いずれも惨敗に終わりそれが教団の武装化に拍車をかけたともいわれています。
教団が引き起こした数々の凶悪事件の実行犯には死刑が言い渡され、昨年死刑が確定した13人全員に死刑が執行されました。死刑が執行されたからと言って、麻原がなぜあのような事件を引き起こすような考えを持ったのかは本人の口から語られずじまいでしたし、被害者の方々の後遺症がなくなるわけでもなく、亡くなられた方々がよみがえるわけでもないわけで、無情さを感じますね。後継団体のアレフも、いまだに麻原を信仰しているとされていますし、凶悪事件を引き起こす可能性はないとも言えないわけで、国としては解散命令を出せないものかと思ってしまいます。
