私は今、障害者支援の仕事をさせていただいています。知的障害のある人と一緒に仕事をしていますが、その中には、息子と同じ知的障害と自閉症を併せ持つ人もいます。その中の一人の人と、一緒にペアを組んで仕事をさせていただいていますが、その人は時間通りに仕事が進まないと不安になる・見通しが立たないと不安になるということで、私と一緒に仕事をするときは、「今日は何時にここまでの仕事をしましょう」「雑巾洗いはあと一回ゆすいだら終わりにしましょう」「除草作業はあと何分で終わりにしましょう」などとあらかじめ予定を伝えて見通しが立ちやすいように気を付けています。そうすることで、安心して仕事をすることができます。
まず最初に、朝のミーティングで一日の予定を簡潔に伝えてあげて、何か予定変更があったらその場で伝え、私ではどうにも判断がつかない時は上司と相談したうえで仕事の順序などを決めています。初めは私も慣れていなかったので、なかなかかみ合わないことが多かったですが、私が慣れてくるとその人も安心して私と仕事をしてくれるようになりました。
私が心がけていることは、今一緒に仕事をしている人に、いかに不安を感じさせずに仕事をしてもらうか。これは息子と暮らすうえでも非常に重要なキーワードとなっていて、仕事で経験したことを息子との毎日の暮らしの中でも、自分流にアレンジしながら工夫してます。
今私が一緒に仕事をさせてもらっている人は、私にとって息子の将来を重ね合わせると、きちんと仕事をこなすヒーローです。
