昨日放送された、プロ野球珍プレー・好プレー特集。この中で一部のプレー映像に視聴者から批判が相次いでいるということです。
そのプレーとは、西武ライオンズとヤクルトスワローズが対戦した試合で、ライオンズのカスティーヨ投手が投じたボールが、スワローズの中村悠平選手の頭部を直撃したシーンで、このシーンを珍プレーとして、茶化すようなアテレコと共に放送されたことに対する批判ですが、頭部へのデッドボールは命にも関わるような重大事故であり、この投球でカスティーヨ投手は危険球退場処分となっています。この投球が故意でなかったとしても、頭部へのデッドボールはそれくらい危険なことだということを考えたうえで放送すべきかどうかは、小学生でも容易に想像が出来るはずです。
そもそもあらゆるスポーツでのミスは、真剣勝負の中で起きるものであって、すれを珍プレーとして笑いの種にしてもいいものかどうか、ミスをしてしまった選手が、自分のミスを面白おかしく放送されるのを見て、どう思うのかどうか、熟慮を重ねる必要があるんじゃないでしょうか。
ハッキリ言ってこの批判が集まっているプレーに関しては、決して笑ってはいけないことだと思います。実際に熊本県では、公立高校の野球部員が、頭部にデッドボールの直撃を受けて亡くなっていますからね。
