sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

児相引き継ぎ、対面で。虐待緊急対策策定

 今日の新聞の一面で掲載されていた記事です。東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が虐待されて死亡した事件を受け、政府は20日の関係閣僚会議で児童虐待防止の緊急総合対策を決定しました。児童相談所で相談や保護者らの指導を担う児童福祉士を2022年度までに2000人増員末うことを柱とした、虐待防止体制の新プランを年末までに策定することになりました。
 児童福祉司は17年度の1.6倍にあたる約5200人に拡大します。児童福祉司に助言をするスーパーバイザーも合わせて増員することになりました。
 結愛ちゃん一家が香川県から目黒区に転居した際、児相間で情報共有が徹底されてなかったことから、対策では、虐待を受けた子供が転居した場合の対応も強化しました。現在の指針は、虐待を受けた子供が遠隔地に転居した場合の児相間の引継ぎについて、文書での移管を認めていますが、緊急性の高い案件は対面で行うように改正します。
 転居に伴い児相間で対応を引き継ぐ「ケース移管」や虐待の通告があった後、親の拒否などで48時間以内に子供に面会ができない場合は、強制的な対応もできる立ち入り調査を行い、安全確認を徹底することになりました。
 また、児相と警察の間で情報共有する案件について、これまでは『「重篤な事案」などと抽象的でしたが、虐待による外傷・ネグレクト・性的虐待と明記。通告後48時間以内に安全確認ができないケースや、虐待による一時保護や施設入所が解除された家庭の情報も共有対象とします。
 児童虐待の早期発見・早期対応のため、乳幼児健診を受けていなかったり、保育所や幼稚園に通っていなかったりする子供の情報を市町村が9月末までに把握し、実際に会って状況を確認するとしています。

 結愛ちゃんの事件を受けて、ようやく政府が児童虐待に対する対策を示しましたが、これでどれだけの虐待事件が防げるのか…。何もしないよりはましですが、実効性のある対策であるようにと願っています。
 それにしても結愛ちゃんが亡くなってから4か月以上がたって、ようやく示された対策案。私はカジノ法案を通すよりも、公職選挙法を改正して、参議院の定数を6増やすことよりも、森友・加計問題をだらだらと長引かせるよりも、もっと人の命に関わる事を審議することの方が大事なんじゃないかと思います。一体政治家にとって大事なものって何なんでしょうね。自分が次の選挙で当選するかどうか、そのことに腐心しているようにしか見えないのは私だけでしょうか。
 私は次の選挙の投票する際の投票基準の一つに、児童虐待問題にどれだけ真剣に取り組んでいるかを重要視しようと思います。子どもは国の宝であり、次の世代を担う大事な命です。虐待されていい命なんてありません。子どもは誰もみんな、親の愛情を受けて幸せに成長する権利を持っています。その権利を奪う権利なんて親にありません。子どもの命は子供のもの。親の所有物ではありません。親子であっても、親とは違う、別の人格を持つ一人の人間なんです。子どもの幸せを奪う権利は誰にもありません。