sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

船戸結愛ちゃん事件

 3月にわずか5歳で親からの虐待によって亡くなった船戸結愛ちゃんの児相の対応に関する記事が掲載されてましたね。専門委員は「唖然とした」という見解を示しています。
 厚労省の専門委員は3日、検証結果に関する報告書を取りまとめました。児相が家庭環境の変化などの伴う虐待のリスクの高まりに適切に対応できず、関係機関の引継ぎも不十分だったことなど問題点を列挙。委員長の山縣文治関西大学教授は「適切に対応すれば、亡くなる可能性は低くなったはずだ」と指摘しています。

 大学教授や医師らによる委員会は、児相や自治体の職員に聞き取りや書面で調査を実施。結愛ちゃんが香川県から東京都に転居した際の都県の引継ぎの在り方などについて検証しました。

 報告書によりますと、香川の児相は、医療機関から結愛ちゃんに虐待を疑う怪我があるとの情報提供を受けながら「けがの原因や受傷時期が特定できない」と保護しようとしなかったということです。一時保護の判断基準となる情報を記入する「アセスメントシート」も作成していなかったということです。香川から東京への引継ぎは、対面ではなく電話と資料で行っています。その資料も「要点が不明確」でリスク判断には不十分なものだったそうです。

 3日に記者会見した山形委員長は『当然作るべきアセスメントシートを作っていないことに唖然とした。今回の事案は危険な要素がいくつもあったのに、その部分が判断に反映されなかった」と語っています。職員の的確な対応を取れなかった理由については『地元での検証に期待したい」と述べるにとどまっています。

 重いケース・軽く扱わないように 識者指摘
「意識が十分でなかったかもしれない」厚労省の専門委員会の報告書で児相が一時保護などbの判断に必要な記録を残していなかったことを指摘され、香川こども家庭課の増本一浩課長はそう話しています。「人員不足もその一つ」とも述べています。

 専門委員会でも指摘された児相間・自治体間の情報共有不足。アセスメントシートも作成されていなかったとは…。きちんとした対応がされていれば、死亡することはなかったのかもしれません。結愛ちゃんの虐待死事件が残した問題点は、いかに情報を共有していくか、どのようにしたら助かったのか、改めて考え直す必要があるのではないかと思います。
 
 結愛ちゃんがなくなる可能性は低くなっていたと専門家が述べていますが、これって、今の日本の法律では虐待を受けている子供の命を完全に救うことはできませんて言っているのに等しいのではないかと思います。どうやたら虐待死という悲惨な事件が防げるのか、そこを突き詰めて考えて行かないと、同じ悲劇がまた繰り返されると思います。いったい何人の子供の命が犠牲になれば虐待を受けていることどもの命が救えるんでしょうか。