sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

児相を強化

 政府は18日、児童虐待防止の緊急対策として、児童相談所を強化するあたらなプランを年内にまとめ、児童福祉士など専門職の増員を図る方針を固めました。東京目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が虐待死した事件を受けた対応です。児相設置自治体への地方交付税の配分も増やすなどし、児相や市町村の体制強化を促すのが狙いです。20日の関係閣議で決定します。
 政府は2016年に策定した「児相強化プラン」で児童心理士や保健士なども合わせて、19年度までに専門職を1120人程度増やすとしていましたしかし、虐待の急増に対応できていないとの指摘を受け、増員の実施時期を前倒しし、19年度以降も配置数の上乗せを検討するとしています。一時保護した場合に預かる里親の拡大に向け、預かった子供を保育所に優先的に入れるようにするそうです。
 児童虐待を巡っては、児相職員が「保護者との関係構築」「保護者の意に反してでも子供の安全を守る」という二つの支援を一人で担うことの難しさが指摘されており、児相の「機能分化」についても新チームで検討するとしています。

 虐待問題がここまで社会問題になっての対応だと思いますが、ただ人数を増やせばいいというものではありません。児相の権限強化・警察との連携・協定が重要だと思います。また、児相が保護者との関係構築にこだわるあまりに、虐待をしている保護者との関係がこじれてしまうのを恐れて、なかなか踏み出せないという実情もあると思います。虐待が疑われる通報があって、子供との面会を拒否されたら、問答無用で警察などの司法機関に連絡を取り、虐待が確認されれば、その場で緊急逮捕という手順を踏むなどの強制的な措置が必要なのではないかと思います。
 結愛ちゃんが命懸けで残したメッセージが、これまで及び腰だった関係機関の初動体制を見直すきっかけになったのは事実でしょう。なんとしても結愛ちゃんのような悲しい事件が今後二度と起こらないようにすることが、亡くなった結愛ちゃんに対する我々の責任ではないでしょうか。小さな結愛ちゃんが残したメッセージに私たちは答える責任があると思います。