今日は新潟県に住んでいた当時13歳の中学一年生だった横田めぐみさんが、北朝鮮の工作員によって拉致されてから40年という節目の日です。北朝鮮が拉致を認めてから十数年たちますが、未だに解決の糸口がつかめないまま、時間だけが悪戯に過ぎてしまっているような、そんな気がします。
この十数年の間に北朝鮮は誠意ある態度をとることなく、めぐみさんは死亡したという報道をしていますが、北朝鮮が遺骨だとして手渡してきた骨は、DNA鑑定の結果全く違うものだということが判明するなど、拉致被害者と、帰りを待ちわびるご家族の思いを踏みにじるようなことばかりしています。
そして、国際社会に挑戦するかのように、核開発とミサイル発射実験を繰り返し、恫喝ともいうべき言動で関係各国を威嚇するなど、国際世論の反感を買う事ばかりに終始しています。
母親の早紀恵さんは「こんなに近くの国なのに、なんで解決しないんだろう」とふと漏らしておられましたが、これは拉致されて、北朝鮮に無理やり連れて行かれためぐみさんも同じ思いだろうと思います。「いつになったら日本政府は、私たちを助けに来てくれるんだろう」と思っているのではないでしょうか。
追記:先程、NHKのニュースウォッチ9で父親の滋さんが、めぐみさんに対する思いをのべられてましたが、同じ子を持つ親として、涙が溢れてきました。何気ない親子のふれあい、営みを返してあげてほしい。そう思いました。