日本女子テニスを長年にわたって牽引してきた元世界ランキング4位のクルム伊達公子選手が7日、東京江東区の有明コロシアムのテニスコートで現役引退の記者会見をしました。26歳で一度引退して、11年半の期間を経て37歳で現役復帰。「これだけのことを2度経験できたのはなかなかない。幸せなアスリートだった」と振り返りました。ジャパンオープンが最後の大会となり、12日に1回戦に登場します。
引退を決めたのは8月上旬で、同月28日に地震のブログで引退の意向を明らかにしました。左ひざ手術を経て5月に公式戦に付記しましたが、古傷の痛みが再発したということで「痛みを我慢できても、痛みのために練習をこなせなくなるのがつらかった」と理由を明らかにしました。
伊達選手は4大大会の全豪・全仏・ウィンブルドンで4強入り。1996年に引退して、2008年に現役復帰して、その後世界ランキング50位以内に入ったこともあります。「夢を持つのに年齢は関係なく、少しの勇気を持てば自分の世界を切り開けることを示すことが出来たのではないか」と話しています。
このあと伊達選手の背中を追って、奈良くるみ選手や大阪なおみ選手が台頭してきたんですよね。今後は後輩の指導に当たると思いますが、いつかはオリンピックや4大大会での優勝選手を輩出してもらいたいなと思います。
夢を持つのに年齢は関係ない…。確かにそうですよね。私も伊達選手とは同年代なので、彼女の活躍には大いに刺激を受けてきましたし、彼女が活躍する姿を見て、自分も今自分に課せられた課題に真剣に取り組まなくては…と勇気をもらいました。
今の私の夢というと、いつ達成できるかはわかりませんが、日本全国の鉄道前線を乗りつぶすという夢があります。その夢に向かって、永遠の鉄道少年であり続けたい。伊達公子選手とは夢の形は違いますが、いつまでも自分の夢を追いかけていたい。そう思う私です。
