今日は広島は72回目の原爆投下の日を迎えました。1945年8月6日午前8時15分、一発の原爆が広島の町を地獄絵図と化させました。強烈な熱線と爆風、そして大量の放射線によって、多くの尊い命が一瞬にして奪われ、生き残った人も、原爆後遺症によって苦しみ、過酷な人生を歩むことになってしまいました。
今日、私は仕事が休みで、原爆投下の時刻を自宅で迎えました。原爆投下時刻の8時15分には手を合わせ、二度と原爆の惨禍が繰り返されないようにと願いながら、黙とうを捧げました。
今年7月、核兵器禁止条約が国連加盟国の6割以上の122か国の賛同を得て採択されました。核兵器廃絶への機運が高まる一方で、アメリカの核の傘の下にある日本は条約を批准しませんでした。「日米安保との整合性を考える必要があるから」というのがその理由ですが、世界で唯一の被爆国であるからこそ、日本が先頭に立って核兵器を禁止する条約を批准する必要があったのではないかと思います。被爆者の願いはただ一つ。世界中から核兵器がなくなってほしい。それだけだと思います。広島・長崎の惨状を見れば、核兵器と人類は共存することが出来ないということは、誰が見たって明らかです。日本が核兵器廃絶の先頭に立たないでどうするのか？私はそう思います。
