sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

30年前の大惨事

 昨日4月26日、この日何が起きたか覚えておられる方も多いかと思います。今から30年前のこの日は、旧ソ連(現在のウクライナ)にあったチェルノブイリ原子力発電所で、爆発事故があった日です。この事故により、多くの放射性物質が飛散し、多くの人が被ばくしました。
 この事故は、当時の日本でも大きく報じられ、連日のようにトップニュースで扱われていました。
 この当時、私は中学3年生。連日のように報じられる事故に対して、どこか遠くの国で起きた出来事という感覚で見ていたような気がします。多くの子供が被ばくし、甲状せんがんを発症して苦しんでいるということなど、想像もできませんでした。この事故の深刻さが、私自身初めて理解できたのが、おそらく福島原発事故が起こってからではないかと思います。それまでは原発事故であれだけ深刻な被害が出るとは思いもしませんでした。
 今思えば、チェルノブイリの事故が起きた後、すぐに原発の運転をすべて停止して、廃炉に取り掛かっていれば、福島原発の悲劇は起きなかったのかもしれません。チェルノブイリの事故から学べることはたくさんあったはずです。私たちは、電力会社の都合のいい宣伝文句に踊らされていただけなのではないか?今日、帰ってからBSフジで放送されていたドキュメンタリー番組を見ながら、そう思った私です。改めて思うのが、放射性物質と人類は共存できないということ。核物質の平和利用なんて、電力会社や国の都合のいい宣伝文句でしかないと思う私です。発電コストが安いといいますが、ひとたび事故が起きれば、チェルノブイリや福島の事故を見ても明らかなように、莫大な費用と、とてつもなく復興に時間がかかるということを忘れてはならないと思います。