今日3月11日は、あの悪夢のような大災害となった、東日本大震災の起こった日。死者15891人・行方不明者2584人・震災関連死3222人言う、死者行方不明者が2万人を超える大災害となりました。そして、その後の復興の歩みは遅く、未だに228863人もの人が避難を余儀なくされています。
あの津波にのまれる街並みの様子は、まるでパニック映画を見ているようでした。しかし、実際に被災地を訪れてみると、あれが本当にこの地方で起こった事なんだと言う事を、実感します。私が被災地のひとつである、仙台市若林区荒浜地区と名取市閖上地区を訪れたのが、2013年8月震災発生から2年5ヶ月が過ぎていたころでした。爆弾が投下されて、焼け野原にでもなったような、更地が広がる様子を見ていると、ここで普通に暮らしていた人たちの、ごく平凡な日常が、一瞬のうちに奪われてしまったんだなと言う思いがしました。
あの大震災と巨大津波、福島原発事故によって多くの人の命が一瞬のうちに奪われてしまいました。私達ができること、それはこの震災の教訓を絶対に忘れないこと。災害は忘れた頃にやってくるという昔からの言い伝えを、心に刻み込んでおく必要があるように思います。
改めてこの震災と津波で奪われてしまった、多くの御霊に対し、心よりご冥福をお祈りいたします。