sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

相模原市知的障碍者殺傷事件・被告は自己愛性パーソナリティー障害?

 去年7月、相模原市の知的障碍者の入所施設「津久井やまゆり園」で入所者が次々刃物で刺され、19人が死亡、27人が重軽傷を負った事件で、施設の元職員、植松聖容疑者(27)が、19人を殺害したなどとして逮捕され、昨年9月から専門家による精神鑑定が行われていました。
 
 およそ5か月にわたった鑑定は終了し、20日に都内にある警察施設から捜査本部が置かれている津久井警察署に移送されました。

 これまでの精神鑑定で、植松容疑者は人格障害の一つで、周囲からの称賛を求めたり、自らを特別な存在だと過度に考えたりする「自己愛性パーソナリティー障害」など複合的な人格障害があったと指摘されていることが、捜査関係者への取材で新たに分かったそうです。

 これまでの調べに対し、、植松容疑者は「障害者は不幸を作ることしかできない」とか、「事件を起こした方がみんな幸せになれると思った」などと供述していたほか、事件の5か月前には社会の為に障害者を殺害するとした計画書を衆議院議長あてに渡そうとしていました。

 鑑定では、こうした言動などから「自己愛性パーソナリティー障害」と指摘したとみられます。
 こうした人格障害は裁判上では責任能力があるとされていて、検察は今週中にも殺人などの罪で起訴する方針だそうです。

自己愛性パーソナリティー障害
この障害は、他者の都合を度外視し、周囲からの称賛を求めたり、自らを特別な存在だと考えたりすることなどが特徴だそうです。

この障害は平成20年、JR常磐線荒川沖駅で通行人などを包丁やナイフで切り付けて、当時27歳の会社員の男性を殺害したほか、7人に重軽傷を負わせたとして殺人などの罪に金川真大元死刑囚(25年2月に死刑執行)の裁判でも指摘されていました。

裁判では、鑑定の結果について「極端に自分が他人より重要な存在だと考えたり、自分は特別に扱われて当然だと考えたりする性格の偏りがあり、事件を起こしたことに相当の影響を与えている」と指摘され、自らを偉大な存在だと行き過ぎて考えてしまうなどの特徴がある人格障害と、社会に適応できない障害を併せ持っている可能性があるとされていました。

※意味が解らない状況で事件を起こしたのではない
植松聖容疑者(27)が人格障害と指摘されたことについて、元裁判官で法政大学大学院の水野智幸教授は「いわゆる、意味が解らない状況で事件を起こしたのではなく、いろいろな考えに基づいて事件を起こしたといえる。基本的には人格障害とされた場合には、責任能力がないということになるのではないか」と指摘しています。

 また、今後の手続きについては「責任能力が問題になる事件では、捜査段階での鑑定とは別に、裁判が始まる前にも鑑定が行われる可能性があり、裁判が始まるまでには、長い時間がかかるのではないか」と話しています。

この事件、世の中を震撼させ、大きな衝撃を与えました。19人もの何の罪もない尊い命が奪われ、27人もの人が傷つけられるという恐ろしいほどおぞましく、痛ましい事件でした。そして容疑者に浮かぶ「自己愛性パーソナリティー障害」という人格障害。今の段階では責任能力は問えるということですが、この容疑者の弁護士が「精神的に未熟だった。心神耗弱だった」などと意見を述べれば、裁判は長期化しますし、再鑑定などという馬鹿げたことが行われる可能性もあります。責任能力が問えるというのであれば、迅速に裁判を済ませてほしいです。恐らくこの事件では死刑判決が出るものと思いますが、容疑者側は控訴や上告などせずに一審判決を受け入れてもらいたいとい思います。また裁判所は被告に対して有利は判決を出すことのないようにと思います。

 この事件で、容疑者が述べた「事件を起こした方が、みんなが幸せになれる」という供述。この言葉を聞いて、私が壮絶ないじめに苦しんでいたときに、いじめ加害者たちが私に対して言っていた「お前が死んだらみんなが幸せになれる」という言葉を思い出しました。人が事件に巻き込まれたり、いじめで命を奪われたりしても、誰も幸せになんかなれないし、喜べることなんて何一つないと思います。今考えれば、いじめ加害者の奴らも自己愛性パーソナリティー障害だったのかもしれませんね。私をいじめることで周りから称賛してほしかったんだろうと思います。かわいそうな奴等ですよね…。私はそんな人間にならなくて済んでよかった。人の心の痛みのわかる人間に育ててもらってよかった。心からそう思います。