sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

富田真由さん、夢奪われ悔しい

 昨年5月に芸能活動中の女子大生、富田真由さんがファンの男に刺されて重傷を負った事件。富田さんが心情を語りました。
 「事件で顔に傷が残り、もう女優は無理だと思う。歌だけは奪われたくないと考え、リハビリを続けている。悔しくてたまらない」そう話しています。
 ファンだった岩埼智弘被告にナイフで刺され、一時重体となった富田さんは、供述調書でそう述べ、重い処罰を望む考えを示しました。富田さんは当初、別室と法廷を映像でつないで証人尋問を受ける予定だったそうですが、取りやめたそうです。事件で発症したPTSDの影響などがあったためとみられています。

 検察側の主張や富田さんの供述調書によると、岩埼被告は平成26年ごろに雑誌で富田さんを知り、富田さんが出演した舞台で花束などを贈るようになったそうです。富田さんのブログやツイッターに頻繁にコメントを書き込んでいたうえ、舞台を終えた富田さんに「付き合ってほしい」「結婚してほしい」などと話しかけていたそうです。

 「プレゼントされた腕時計と本は所属事務所の方針もあって受け取ったが、気持ち悪かった。私は何度もはっきりと『交際や結婚は無理です』と意思表示をしたたが、聞き入れなかった」そうです。
 岩埼被告はその後も「諦めない。僕はしつこい」「憎んでほしい。愛している」「拉致監禁とか起こらないといいけど」「不必要なら本と腕時計を返してほしい」などとコメント。富田さんは恐怖を感じ、所属事務所に届いた年賀状に記載されていた岩埼被告の自宅住所に送り返したそうです。警察にも相談し、対応した警視庁武蔵野警察署から「小金井市でのイベントの日を教えてほしい。何かあればすぐ駆けつけるから通報を」と伝えられていたそうです。
 
 事件当日、岩埼被告は駅で富田さんを待ち伏せし、富田さんの横を歩きながら「話がある」と述べたそうです。富田さんが「話はできない」と答え、通報しようとした瞬間、刺されたそうです。

 富田さんは「事件で普通の日常が全く変わってしまった。大好きだった演技や詩、ギターも後遺症で続けられるのかわからない。出所したら今度こそ殺しに来るのではと思ってしまう。ずっと刑務所に入れておいてほしい」と話しています。

 この供述調書で述べられた彼女の心情。私も程度の差こそありますが、ストーカー被害にあったことがあるので、ストーカー加害者が起こす事件の怖さはよくわかります。本当、何をしでかすのか、予測がつかない。それがストーカー行為を働く加害者の行動パターンです。夢や希望を抱いて舞台に立ち続けていたのだろうと思うと、彼女が背負ってしまった後遺症は、あまりにも大きいと思います。富田さんの夢や希望を奪い去った岩埼被告の犯行は、絶対に許されるものではありません。芸能活動をしていたごく普通の学生が、このような事件に巻き込まれなければならないなんて、考えただけでも恐ろしいですね。

 執拗に彼女に執着していたところを見ると、出所後の動向が気になりますね。岩埼被告には、永久に刑務所に入っていてもらいたい。こんな奴を出所させると同じことを繰り返すだけだと思います。