相模原津久井やまゆり園襲撃事件から2年

 おととしに発生した、相模原市津久井やまゆり園襲撃事件から2年という時間が過ぎました。19人もの命が惨殺されて奪われ、26人の重軽傷者を出すという凄惨な事件でした。
 植松聖被告は「障害者は不幸しか生まない」などという歪んだ発言を繰り返しており、被害者に対する反省の弁や謝罪の言葉は聞かれないといいます。
 私はこの事件を知ったとき、思わず背筋が凍り付くような感じになりました。障害者は不幸しか生まない。なぜそのような考えを持つに立ったのかはいまだに謎です。
 私も障害のある息子を育てていますが、息子を育てていて「不幸だ」なんて思ったことは一度だってありません。確かに健常児に比べれば、子育てしにくい面もありますが、子育てしにくいから不幸だという思いに駆られたことはないです。
 それに、私は息子との関係で、障害を抱えている人や、障害児を育てている方々と交流を持つ機会も多いですが、皆明るく前向きであって、下を向いているような人なんていません。下を向いて、息子の障害が治るのであれば、健常者として生きていけるのであれば、私はいくらだって下を見ていきます。でも、現代医学では治せないと分かっているからこそ、下を向いている暇なんてないですし、今、息子と過ごせる時間を大切にしたいと思っています。いずれ息子もケアホームに入所しなければならなくなります。その時に、自分は精一杯息子と向き合って子育てをしてきたそう言える自分でありたいと思っています。
 この植松被告の独りよがりで、勝手な思い込みによって殺害された方々は何の落ち度もなかったはずです。障害者は不幸を産むだけだというのであれば、植松被告は障害者とどのように向き合ってきたのか、どの様に関わってきたのか、なぜ障害者は不幸を産むだけだという思いを抱くようになったのか、私はそこが知りたいです。
 今は精神鑑定中だということですが、間違っても精神疾患などを理由に罪に問えないなんて言う事がないように願いたいです。