sakura542gouのブログ

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シャラポア選手、2年間の資格停止処分

 ロシアの人気テニスプレーヤーのマリア・シャラポア選手に対して、国際テニス連盟(ITTF)は8日、ドーピング違反に対して2年間の資格停止処分を言い渡しました。これを受けたシャラポア選手は同日、処分に異議申し立てを行う考えを明らかにしました。

元世界ランキング1位のシャラポア選手は、1月に行われた全豪オープンのドーピング検査で、今年初めに世界反ドーピング機関(WADA)の禁止表に入ったメドにウムに陽性反応を示しました。シャラポア選手は当時、心臓の問題とマグネシウム欠乏症のため、同薬を10年間にわたって摂取していたと説明しています。

ITTFは声明で、今回の決定に先駆けて『独立した裁定期間」が「マリア・シャラポアの反ドーピング規定違反を認めた」と述べ、その結果として、「影響を受けたと思われる競技結果を剥奪し、2016年1月26日から2年間の資格停止処分を科す」ことになったと説明しています。

調査を行った機関はITTFに送付した33ページの報告書の中で、シャラポア選手の禁止薬物使用は「運動能力の向上」目的以外に考えられず、処分は「自業自得」と結論付けています。

この裁定に対してシャラポアセ選手は不服として、フェイスブックに投降した声明で、処分は「不当に厳しくされた」物だと非難しています。

『反ドーピング規定を意図的に破ったのではないと、正しく理解してもらうことはできましたが、不当に厳しくされた2年間の資格停止処分を受け入れることはできません』
『ITTFのメンバーにより構成される裁定期間は、私が意図的に過失を犯したわけではないと結論付けた一方で、2年間もテニスから遠ざけようとしています。すぐさまスポーツ仲裁裁判所(CAS)に案件を持ち込む所存です』と述べています。

同時に、ITTFは『多くの時間と労力を費やして、私が意図的に禁止薬物を摂取したことを、何とか証明しようとしていた』と批判しています。

3月2日にドーピング違反の通知を受けたシャラポア選手ですが、検査が行われた1月26日にさかのぼって資格停止処分が科されます。裁定が翻らなければ、処分が明けるのは2018年1月25日になり、現在29歳のシャラポア選手にとっては、復活は困難な道のりとなりそうです。

シャラポア選手はCASに救済を求めているようですが、もしこの決定が覆らなければ、目前に迫ったリオデジャネイロオリンピックへの出場はおろか、選手生命も危ぶまれる状態になったといえるかもしれません。私としては、あのシャラポア選手のプレースタイルをぜひもう一度見てみたいと思うんですが、果たして決定が覆るんでしょうか。本人は意図的に使ったものではないと主張していますが、その点を裁判所はどう見るかによって、決定が下されるものと思いますが、私個人的にはあの迫力のあるスマッシュをもう一度見てみたいです。