sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

ジャイアンツ野球賭博、高木京介投手も関与

 昨年10月に発覚した、ジャイアンツの投手三人による野球賭博問題。8日、新たに高木京介投手が関与していた疑いがあるとして、NPB熊崎勝彦コミッショナーに告発すると発表しました。一連の問題の責任を取り、白石興二郎・取締役オーナー、桃井恒和・代表取締役会長、渡辺恒雄・取締役最高顧問が辞任することになりました。
 ジャイアンツが発表した高木投手からの聴取結果によると、高木投手は2014年4月下旬から5月上旬、当時チームメイトだった笠原将生元投手(25)(NPBの無期限失格処分を受け、ジャイアンツを契約解除)に誘われて、プロ野球の8~9試合を対象にかけをしたそうです。賭けの相手役となったのは、笠原元投手の知人の飲食店経営者で、笠原元投手の携帯電話を使い、賭けの対象となるチームや金額などの情報が伝えられたということです。この飲食店経営者は、昨年11月のNPB調査委員会の調査結果報告書で野球賭博常習者として認定されています。
 高木投手はこれらの賭けで50~60万円の損をしたため、野球賭博をやめ、その後の笠原元投手や飲食店経営者の誘いも断っていたそうです。
 ジャイアンツは3選手の調査時、全選手のヒアリングを実施しましたが、高木投手は野球賭博への関与を否定。しかし2月29日、週刊文春記者からジャイアンツに高木選手も関与したと示唆する取材があり、ジャイアンツは3月1日から高木投手への事情聴取や、任意提出させた携帯電話のメールなどを復元する調査を行ったそうです。高木投手は当初、「笠原元投手に名前を貸していた」と野球賭博を否定していましたが、8日になって認めました。聴取結果によると、昨年10月に野球賭博問題が発覚して以降、飲食店経営者から「万が一の時は笠原元投手に名前を貸していたことにすればいい」などと提案されたり、笠原元投手も交えて口裏合わせの相談がされたりしていたということです。事実を認めることを決意した今月7日夜にも、飲食店経営者から「口裏を合わせたほうがいい」などと電話が来ていたそうです。
 飲食店経営者はこれまでNPBの調査に一度短時間応じましたが、胴元役の疑いが浮上した後は、一切応じていないということです。ジャイアンツの調査協力要請にも応じていないということです。8日に記者会見を開いたジャイアンツの久保博社長は「重ね重ね痛恨の極み。今後はチームの海をすべて出し切り、信頼回復のため、球団として心血を注ぐ所存です」と述べたそうです。
 ジャイアンツは高木投手の行為は野球協約180条第1項第2号(出場しない試合に賭けをすること)に該当するとしています。一連の問題では笠原元投手のほかに、福田聡志(32)・松本竜也(22)投手をコミッショナーに告発。コミッショナーは3人を無期限の失格処分とし、ジャイアンツには制裁金1千万円を科しました。

プロ野球というと、野球少年にとってはあこがれの存在です。そのひたむきにボールを投げて、鵜って、追いかける野球少年の夢を奪う・壊すようなことをプロ野球選手が行ってどうするだよって思います。清原容疑者の覚醒剤使用での逮捕や、野球賭博問題など、現役やOBが相次いでこのような不祥事を起こして、今後プロ野球の信頼を回復させるのは、かなり時間がかかるのではないかと思います。

それにしてもこの飲食店経営者、なぜ本名が伏せられた状態で報道されているのかは、私にはわかりませんが、球団やNPBの調査に一切応じていないのであれば、法的権限を持つ捜査機関の手を借りて全容解明するほかないのではないかと思います。場合によっては逮捕もありうる事案ですからね。真相解明のためには捜査機関の協力も必要な気がします。