sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

広島・中三自殺事件続報

 広島県府中町の町立緑ヶ丘中学校で昨年12月、中学3年生の男子生徒が誤った非行事実に基づき、志望校に推薦できないと学校から伝えられた後に自殺した問題で、非行記録は別の生徒の万引きで、学校側が2年前に誤りだと気付いていたにもかかわらず、進路指導用の記録は誤記載のままだったことがわかりました。町教委は8日夜に記者会見し、「男子生徒が自ら命を絶ったことについて責任を痛感している」と謝罪。近く第三者委員会を設置して、詳しい経緯を調べる方針だそうです。
 学校や町教委によると、男子生徒は第一志望の公立高校に加え、受験に必要な校長推薦が必要な私立高校を第二志望にしていましたが、担任教諭は昨年11月中旬、生徒に対し、1年生の時に万引きしたとする記録があるため推薦できないと説明。面談は計5回に及び、最後となった12月8日朝には、生徒に「親に万引きのことを説明する」と伝えたそうです。
 生徒は同日午後に予定されていた保護者・担任教諭との三者面談に姿を見せず、担任教諭は保護者とだけ面談。夕刻に保護者が帰宅したところ、生徒が倒れており、病院で死亡が確認されたということです。遺書のような文書が残されていたそうです。
 学校は、2年前の事情を知る教諭らから聞き取り調査を実施。当時の生徒指導の会議で、万引きをしたのは同学年の別の生徒だとの指摘があり、一部の記録は訂正されたことが分かったそうです。しかし、進路指導の際に参考にした資料には、誤ったままの会議資料が添付されていたそうです。
 担任教諭は調査に「生徒に万引きのことを告げた際、否定したとは受け取れなかった」という趣旨の説明をしたそうです。
 町教委は8日夜の臨時保護者会で、こうした経緯を説明。記者会見では、似た名前の別の生徒の万引きを誤って自殺した生徒の行為と記録した可能性があるとし、「誤った記録に基づく進路指導が自殺の原因となったと考えられる」としています。
 保護者会は、全学年の保護者を対象にしたもので、坂元弘校長と町教委の高杉良知教育長らが出席。報道陣に非公開で午後6時半に始まり、約3時間半に及んだそうです。保護者からは、自殺から3か月も経過してからの説明や、当初は死因を「心不全」と生徒らに説明していたことに対して批判や質問が相次いだそうです。誤った進路指導をした生徒の担任は体調不良で不参加だったそうです。出席した保護者の一人は取材に「先生が男子生徒の言葉にもっと耳を傾けていればこんなことにはならなかったはずだ」と声を荒げ、別の保護者も「少し調べればわかることなのに。学校の説明は尽くされていない」と憤ていたということです。

今日の夜のニュースでは、今朝緊急の全校集会が行われたそうですが、生徒たちに対して死因は「心不全だった」と説明していたそうですが、おそらく誰も信用してはなかったのではないでしょうか。自殺当日まで普通に学校に登校していたのに、翌日になって心不全で亡くなったって、あまりに不自然すぎませんか?
 そして進路指導も教室の中で座って対面方式で話をしたのではなく、教室の前の廊下で立ち話で5分程度だったそうです。こんなの、進路指導と言えますか?
 そして、昨夜の臨時保護者会には、担任教諭は体調不良で出席しなかったということですが、こういう事案が発覚すると必ず体調不良でどうのこうのっていうことが報道されますよね。私から見れば、単に責任の追及から逃れたいだけじゃないのかって思います。本来なら一番説明責任のある立場の人間が保護者会に出て説明責任を果たさないというのは、何を考えているのか?って思います。