相生を12:48分に出た新快速に乗った私たち。山科から湖西線に入ると、進行方向右手には琵琶湖が見えてきます。琵琶湖は湖西線の一番の見どころで、晴れた空に波静かな湖面が見えましたよ。この湖西線は昭和47年に大阪と北陸地方を最短距離で結ぶ路線として開業した高規格路線で、終点の近江塩津まで踏切はなく、高速運転が実施されています。高速運転が可能なようにカーブも緩やかで、その分トンネルも多いんですが、トンネルとトンネルの間から見える琵琶湖はきれいです。この琵琶湖を眺めながら途中の近江今津で播州赤穂からやってきた後ろ8両が切り離されて、姫路から連結された前4両が終点の敦賀まで走ります。このため車両を移って、相席になったのは高校野球大好きな御年81歳のおじいさん。この日は福井県代表として甲子園出場した敦賀気比高校の応援に甲子園球場まで応援に行った帰りとか。朝の4時過ぎに家を出て、甲子園まで行って、炎天下の中応援してきたという非常に元気なおじいちゃんでした。そして、高校野球談議に花が咲いて、ひと時の間スポーツの話題で盛り上がった私たちです。このおじいちゃんと話をしている間にあっという間に敦賀に到着して、後続の米原発の特急しらさぎ57号に乗り換えた私たちです。