sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

今日は終戦の日

 満州事変に始まった太平洋戦争。その終戦が1945年の今日でした。省吾からラジオで放送された玉音放送を、当時の人たちはどのように聞いたのでしょうか。日本が負けたと信じられなかった人もいるでしょうし、これでやっと戦争が終わると安堵の思いを感じた人もいるでしょう。その戦争が終わってから70年と言う歳月が流れ、戦争を知る人たちも高齢化が進み、当時を知る人たちも少なくなってきています。戦争の悲劇を風化させないために、私達に何ができるのか。それは、きちんと歴史を学び、そこから何を感じ取るかだと思います。私は戦後生まれなので、戦争中のことは、戦時中を生き抜いた人たちからのお話や、戦争関連の展示がされている記念館などでしか知ることができませんが、沖縄のひめゆり記念館で聞いた、ひめゆり学徒隊の方々の生々しい体験談や、広島の原爆資料館で見た原爆投下直後の焼け野原となった広島の様子や展示物などを見て、改めて、あの戦争とはいったい誰のための、何のための戦争だったのか、考えさせられました。

 昨日安部総理が戦後70年の談話を発表しましたが、不戦の誓いを述べて、過去の侵略と植民地支配により、近隣諸国に対して多大な損害を与えたことに対して、謝罪の言葉を述べましたが、私はいまひとつ疑問符を感じました。不戦の誓いを新たにするのであれば、なぜ今安保法制を整備する必要があるのか、積極的平和主義というなのもとに、自衛隊を海外派兵させようとするのか、日本には憲法9条で戦争の放棄をうたっているのに逆行するようなことをしているのではないか。そう感じました。そしてこれは、安部総理の思いではなく政府見解としてまとめられたものですが、安部総理は今後日本をどのような方向にもっていきたいのか、いまいちはっきりとした道筋が見えなかった様な気がします。

戦後70年。その間も世界各地で紛争がおきていますが、いったい人類はいつになったら戦争と言うものが、憎しみが憎しみを生み、一般市民が困窮するというのを学び取ることができるんでしょうか。この地球と言う小さな惑星でしか、私達は生きていけません。戦争で血を流すことよりも、もっと大切なことがあるはずです。人類はお互い、考えや人種の違いはあっても一つになれる。そう思いながら終戦の日を迎えたいと思います。