ネパールで25日に発生したマグニチュード7.9の直下型の地震。これまでに周辺国であるインドや中国チベット自治区なども含めて、死者は4600人を超えて、さらに山岳地帯では被害の全容がつかめていないところもあり、さらに死者の数が増える見込みだということだそうです。各国からの救助隊も到着して、救助活動が行われていますが、険しい地形や土砂崩壊などに行く手をさえぎられて、思うように救助活動が進展していないということだそうです。救命率が大幅に下がるといわれる、72時間をまもなく迎え、救助活動は時間との闘いとなっています。
日本からも救助隊が現地に向けて出発しましたが、カトマンズの空港が混雑で着陸許可が下りずにいったん国外で待機を余儀なくされていましたが、今日の正午前に現地に向って離陸したということです。
ここでちょっと日本政府の対応についての批判になりますが、2011年3月11日の東日本大震災のときは、世界各国は素早い対応をとってくれて、救助活動に当たってくれましたが、今回の日本政府の対応は他国に比べて、対応が遅かったのではないかと思います。救助活動はただ行けば言いと言うものでもなく、被災国のネパールからの正式な要請がない限り救助活動にいけないというのはわかりますが、日本政府から、積極的に救助の打診をしてもよかったのではないかと思います。
現地は標高が高く、今の時期も夜になると気温が下がると思いますが、一人でも多くの人命が救助されますように。
