ベルギーの捜査当局は15日夜、イスラム過激派の影響を受けたと見られるテログループの拠点を一斉捜索しました。グループは警察を標的にしたテロを計画していたそうです。当局は16日、記者会見を行い、2人を射殺・15人を逮捕したことを明らかにしました。
当局担当者は記者会見で、テログループが近く警察を標的にした「大規模なテロ」を行なうとの情報を入手し、捜索に乗り出したそうです。「グループは警官を路上か、警察署内で殺害するのが目的だった」と述べたそうです。15人のうち、2人はフランスで身柄を拘束されたそうです。担当者は「現時点でフランスの事件との関連を示すものはない」としています。
捜索はブリュッセルや東部ベルビエなど12箇所で実施された模様です。ベルビエではグループの拠点だったアパートに特殊部隊が突入した際、室内にいた男3人が発砲したため銃撃戦となり、男2人が死亡したということです。室内からはカラシニコフ4丁の他、爆弾や警察官の制服・多額の現金が見つかったようです。政府は死亡した2人がシリアからの帰国者だったことを明らかにしています。
ヨーロッパではフランスで8日にテロ事件が起こったばかりで、隣国のベルギーでもこのようなテロが計画されていたというのは驚きです。このようなことが実際に行なわれていたとしたら、世界中に更なる脅威が広がっていたのではないかと思いますが、テロとの戦いは一体いつまで続くんでしょうか。どのようにしたらこのような卑劣極まりない犯行がなくなるんでしょうか。今世界が直面しているこの問題、日本も決して対岸の火事ではなく、どこで怒ってもおかしくないというのを頭の中に入れておかなくてはいけない時代になりましたね。実際、日本国内でもイスラム国に感化されたに日本人がシリアに渡航しようとしたという事実もありますから。テログループに言いたいのは、自分の主張を通すのであれば、何の関係もない一般人まで巻き添えにするなって言いたいです。
