sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

長崎女子高生殺害事件・児相の対応不適切

 今朝の新聞の社会面に掲載されていた、長崎県佐世保市で起こった女子高生が、同級生の少女に殺害された事件。。少女(16)=鑑定留置中=を診察した精神科医から事件前に「少女が誰かを殺すのではないか」との電話を受けた児童相談所の対応について、県は29日、検証の結果、不適切だったとの見解を示しました。
 県議会文教厚生委員会で、児童相談所を管轄するこども家庭課長が述べたそうです。児童相談所は医師からの連絡を制度について紹介として処理し、相談内容についても話し合う受理会議を開かなかったそうです。
 この点についてこども家庭課長は「相談として受理すべきだった」と述べています。児童相談所の対応が不適切だったと件が公表したのは初めてです。
 委員会では、医師が行政や警察などで作る協議会で少女の支援ができるか尋ねたところ、児童相談所職員から「支援するケースにあたらない」と告げていたことなどの検証報告が出されました。
 また、長崎地検は29日、地検佐世保支部が近く、少女の鑑定留置の期間延長を裁判所に請求すると発表しました。刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置は8月11日から11月10日までの予定だったそうですが、延長期間は明らかにされていません。
 少年事件の鑑定留置では家族や関係者らに聞き取りをして、生育歴などを調べることがあるんだそうです。
 しかし母親は病死し、父親は今月5日に首吊り自殺をして死亡しているため、両親からの聞き取りができません。
 福島学院大額の星野仁彦副学長(児童青年精神医学)は」精神鑑定について「診断する上で幼少期からの生活歴を知っている両親の存在は大きかった。鑑定は寄り難しくなるが、他の親族などから聞き取りをして補う必要がある」と指摘しています。
 
事件当時の少女の精神状態を鑑定するために鑑定留置を行なっているわけですが、あらかじめハンマーやノコギリを用意するなどの計画性も認められるこの事件。ハンマーで殴打して相手の少女の抵抗力を奪い、ノコギリで切断するなどの残虐性から、私は刑事責任は問えるのではないかと思いますが、このような事件を引き起こした少女もさることながら、相談を受けた児童相談所が適切に対処していれば、もっと違った結果になっていたのではないかと思います。この事件、私は防ぐことができたのではないかと思います。精神科医の相談を受けた時点で、少女をカウンセリングするなどしていたら・・・。そう思うと、殺害された少女がかわいそうでなりません。この児童相談所の対応を巡っては、所長が「この件は放っておけ」等と言ったと言うことも報道されています。とても放っておいていいような状態ではなかったのは明らかだったと思います。今後は相談所の所長の責任も問われるんじゃないかと思います。