sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

象の涙

 昨日のネット動画ニュースで見たんですが、インドでおよそ50年にわたって鎖で繋がれて自由を奪われた象が発見され、野生動物保護観察員の人に救助されたというニュースが配信されていました。ずっと鎖で繋がれたままで、鎖が解かれて自由の身になったとき、象の目から涙が流れたとありました。象が本当に涙を流すのかどうかは、私は知りませんが、もしこれが本当だったとしたら、この助けられた象は一体何を思って涙を流したのでしょうか。ようやく自由の身になれたことに対する歓喜の涙でしょうか。それとも、今まで自由を奪い続けてきた人間の高慢な態度に対する怒りの涙でしょうか。それとも、今まで両親や仲間と一緒に暮らせなかった悔し涙なのでしょうか。鎖でつながれている間、果てしなく広がる大空を眺めて、自由の身になりたいと思っていたのでしょうか。それともこれが自分の運命と思い、自由に動き回れるようになるのをあきらめていたのでしょうか。
 象の平均寿命はおよそ60年といわれています。だとしたら人生のほとんどを自由のない状態で暮らしていたわけで、、彼に残された時間が幸せでありますようにと願わずにはいられませんでした。
 
象の親子の絆・つながりは非常に強いといます。象は赤ちゃんが生まれると、生まれた子供に危険が及ばないように親や兄弟・親戚が一同になって赤ちゃん象を守るといいます。それだけ強い絆で結ばれた像の親子を引き離して50年もの間虐待を加え続けるというのは人間の傲慢以外の何者でもない。そう思った私です。
 
残された時間が彼にとって幸せでありますように・・・