昨日のスポーツニュースの中で報道されていたのが、アメリカプロバスケットボールNBAのロサンゼルスクリッパーズのオーナーの差別的発言。「マジックジョンソンさんを観客に連れてくるな」ということをいったということなんだそうですが、この差別的発言を重く見たNBAはこのオーナーに対して日本円でおよそ2億5千万円の罰金とNBAからの永久追放を命じたそうです。しかしこのオーナー、罰金は払わないとし、クリッパーズのオーナーを辞職もしないそうです。このため、糾弾にスポンサー料を払っていた企業も次々に撤退し、選手からも移籍を考える選手もいるなど、オーナーの発言がチームの存続さえ危ぶまれる事態を引き起こしているそうです。
このオーナーがどういう意図で、マジックジョンソンさんを観客につれてくるなといったのかはわかりませんが、マジックジョンソンさんといえばアメリカプロバスケットボールを代表する選手であっただけに、彼のこれまでの功績に対して、また彼自身に失礼ではないかと思います。
未だにはびこるアメリカの人種差別。アパルトヘイトを糾弾し、厳しい経済制裁を南アフリカに対して課していたのはアメリカじゃなかったのですか?そのアメリカがこのような人種差別発言をするような輩をトップにすえるというのは、アメリカ自身が人種差別という問題を解決しきれていないからじゃないですか?
今回のこの問題で迷惑を被ったのはチームの所属する選手やチームのファンでしょう。観客は何を見に試合を観戦しているかというと、一流選手の華麗なプレイであって、黒人選手がどうのこうのとか、そんなくだらない醜い言い争いを見に来ているわけじゃないと思います。
このオーナー、自ら辞職する気がないんだったら更迭するしかないでしょうね。出ないと選手もファンもチームを離れていくことになると思います。いい加減このような差別はなくしてもらいたいです。