横田夫妻、めぐみさんの娘と面会

　外務省は16日、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんのご両親である滋さん(81)・早紀江さん(78)が10～14日に掛けてモンゴルの首都、ウランバートル市内でめぐみさんの娘、キム・ウンギョン（へギョン）さん(26)｣と面会したと発表しました。横田さん夫妻とウンギョンさんの面会は初めてです。

　今回の面会は、拉致問題の解決が最重要課題の一つとする安部政権の主張に、北朝鮮として応じる用意があるとの考えを示したものです。今後は拉致問題の解決と国交正常化を目指し、接触が本格化する可能性があるそうです。

　複数の政府関係者によると、面会にはウンギョンさんの子供と見られる幼児も参加。日朝の両外務省担当者らも同行したそうです。なお双方の会話の内容は明らかにされていません

　北朝鮮は002年の日朝首脳会談の際、めぐみさんは死亡したと伝達。拉致問題の象徴である恵みさんの死亡を伝えることで、幕引きに躍起になっていました。北朝鮮での横田さん夫妻とウンギョンさんの面会も提案しましたが、横田さん夫妻は訪朝による幕引きを懸念して、応じてきませんでした。政府高官によると日本側がモンゴルでの面会を提案。北朝鮮が受け入れたということだそうです。

　面会の事実は拉致被害者家族連絡会と支援団体｢救う会｣には伝えてられなかったそうですが、横田さん夫妻の年齢や第三国での面会を考慮して、今回の行動には理解を示しているようです。

　不安定な政治体制と経済情勢から、北朝鮮のキム・ジョンウン政権は昨年夏ごろから日韓に接近。中韓との外交に息詰まる安部政権が応じ、昨年12月に中国で外務省課長級の予備秘密協議を、今年1月と2月にベトナム・香港で秘密協議をそれぞれ実施今月3日には中国の瀋陽で外務省担当課長の非公式協議も開きました

　拉致問題は解決済みとしてきた北朝鮮が面会に応じたことで拉致問題が進展する可能性も出てきたということです。

　日朝双方は今後、他の拉致問題の解決に向けて、秘密協議を本格化させる可能性があるとしています。ただ、解決の基準をどこに置くのか、｣高度な政治判断を求められることになりそうだと今朝の新聞は伝えています。米韓などは北朝鮮の書く・ミサイル問題の解決も求めており、日朝首脳会談による最終的な決着までは、なお時間がかかりそうだと書かれています。

 

私は、この拉致問題を解決しようと、安部政権が本気で考えているのであれば、安部総理が北朝鮮を訪れることだと思います。そして、時間をかけて話し合いをする以外に解決の糸口を見つけることはできないと思います。北朝鮮は何を求めているかというと、やはり見返りだと思います。この問題が解決する前に北朝鮮国民が可愛そうだと言う変な同情をして、北朝鮮の口車に乗せられないように気をつける必要があるように思います。

 

横田さん夫妻は自分のお孫さんや曾孫さんにあってどんなことを話されたんでしょうか。めぐみさんの生存に関る有力な情報が手に入っていればいいんですが。めぐみさんも、いつになったら迎えに来てくれるのか、救出を心待ちにしていると思います。拉致被害者のご両親の残された時間を考えると、一分・一秒でも早く拉致被害者がご両親のもとへ帰る日が来ることを願ってやみません。安部総理には自分の政権で拉致問題を解決させるんだという意気込みで取り組んでもらいたいです。