昨日からオウム真理教の元幹部で、仮谷清さん拉致事件などにかかわったとして、逮捕監禁罪等の罪に問われている平田信被告の初j公判が行われています。平田被告は拉致事件で「首謀者らとの認識共有はなかった」と共謀を否認。弁護側は拉致計画を事前に知らなかったとして、罪の軽い逮捕監禁の幇助罪に留まると主張した模様です。
平田被告は「仮谷さんを別の車に乗せ変えた公園で見張り役はしたが、そのあとは知らない」と述べ、「仮谷山野遺族には言葉につくせない苦痛を与え、大変申し訳ない」「今日の日を迎えるまでに長い時間がかかり、被害者や遺族、社会全体、私の関係者、すべての人にお詫びします」などと謝罪しました。拉致事件の起訴内容は、教団代表の松本智津夫死刑囚と共謀し、教団から脱会しようとした仮谷さんの妹の居場所を聞きだすために、95年2月末に東京品川区の路上で刈谷さんを拉致し、教団施設で監禁したと言うもので、仮谷さんは大量の麻酔薬の投与で死亡したとされます。検察側は仮谷さんを運んだ車とは別の車の運転手を務めたと指摘した模様です。
平田被告は東京杉並区の宗教学者自宅マンション爆破事件では無罪を主張し、港区の教団東京総本部への火炎瓶投げつけ事件は罪を認めたそうです。
オウム真理教の事件の裁判は2年ぶりで、一連の事件では初の裁判員裁判です。一時は松本死刑囚の警護役も務め、17年間に及ぶ闘争の末に出頭した被告の証言は一体どのようなものなのか、注目が集まっています。今回の裁判では、すでに死刑が確定したオウム真理教の元幹部が証人として、証言することになっており、どのような判決が下されるのか、裁判所はどのような判断を下すのか注目したいと思います。
今後は平田信被告の跡に相次いで逮捕された菊池直子容疑者や高橋克也容疑者の裁判が始まります。この関係で、松本死刑囚などへの証人尋問が行われると思いますが、おそらく松本被告はどのような質問をされても、何一つ答えないでしょう。遺族や被害者にとっては苛立ちの募ることになろうかと思います。早く裁判が結審して、判決が下されて、被告・容疑者も控訴や上告せずに判決を受け入れて、死刑が確定した教団関係者の死刑執行を望む声も多いのではないでしょうか。
それと私が気になるのが、こういった事件を引き起こしたと知っておきながら、未だにこういったカルト集団に入信する若い世代が多いということです。みんな何かしら一つや二つ悩みや辛い事を抱えて生きています。こんなやつらを頼って入信しても、なんの解決にもなりません。こういったやつらは人の弱みに付け込んで洗脳し、自分の思いのままに動く操り人形に仕立てられるのがオチデス。絶対こういったカルト集団からの誘いには乗らないでほしい。私も統一教会というカルト集団に生活をめちゃくちゃにされた経験からぜひ、若い人には気をつけてもらいたいです。
