sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

桜宮高校体罰事件から1年

 昨年の12月23日、桜宮高校バスケットボール部の主将を務めていた男子高校生が、顧問の教諭からの激しい体罰に苦しんで、自らの命を絶ちました。この事件社会に大きな波紋を与えた事件ですが、改めて部活動という学校教育の場で体罰が平然と行われている実態が明るみに出るきっかけとなりました。「何故僕だけしばきまわされなければならないんですか?」そういう顧問の体罰を痛烈に批判する遺書を残して彼は旅立っていきました。それまでも体罰が行われているという情報があったにもかかわらず学校の最高責任者である校長は、顧問をはずすなどの適切な処置を取らず、大きなバッシングを浴びました。この事件のあと、芋づる式に各地で体罰による”恐怖の支配”が行われていることが明らかになり、こぞってマスコミは大きく取り上げましたが、のどもと過ぎれば暑さを忘れるんでしょうか、このところめっきりこういった報道は少なくなりました。
 また、学校に子供を預けている保護者からも、体罰を容認する発言が飛び出すなど、保護者としての学校のかかわり方を問われた事件でもあった様な気がします。プレーでミスをすればボコボコニ殴られる。そう”気合が足りないからだと”選手を殴ってプレーがうまくなるんなら練習する必要なんかないじゃん。私はそう思います。保護者の側もいい加減体罰を容認する態度を改めないと、同じことが繰り返される。私はそう思います。
 私は次男がサッカーをしているので、この事件が明るみになったとき、気になったので次男に聞いて見ました「僕らのサッカークラブでは、そんなことはないよ」そう言っていました。やはり離れて暮らしている分、私の目が行き届かないので、何か思い悩んでいることがあるんじゃないかと思ったんですが、体罰的なことは行われていないようなので安心しました。
 この事件では教諭に懲役1年・執行猶予3年の有罪判決が言い渡されましたが、生徒一人の命が失われたことを考えるとあまりにも罪が軽すぎるんじゃないかと感じます。そりゃ、学校も懲戒免職になり、世間に顔も実名も報道されて社会的制裁を受けているとはいえ、こんな量刑ではなくなった生徒が浮かばれないような、そんな気がします。
 改めて、教育現場にかかわっているすべての人、保護者に問いたいです。体罰は必要なんですかと