sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

特定秘密保護法案成立

 この前の木曜日に特定秘密保護法案が成立し、一年後に施行される事になりましたね。とうとう成立したかという思いがします。この法律、圧倒的に反対意見が多く、国民の世論を敵に回してまで成立を急いだ背景には何があるんだろうなぁ?と疑問を感じる私です。この法律、たとえば自衛官の親が自分の子供に対して「緊急援助の要請があったので、どこそこの国に行かなくてはならない」と話したとします。子供がまだ小さいと、このような法律の中身なんてわかるはずがありません。そんな子供が幼稚園や学校で「お父さん・お母さんがどこそこの国に行って、こういうことをするんだって」としゃべったとしたら、これが機密事項だったら子供に話したその自衛官は処罰の対象になるわけですよね。でも、家族だったら自分の仕事について話を子供にすることもあると思います。それを知った子供にも事情聴取をすると言うのでしょうか。
 あるいは、私は趣味で鉄道の写真を写してますが、列車を写す時に、貨物列車も当然含まれるわけで、その自分の写した貨物列車に国の機密事項に含まれる貨物が含まれていたとします。それは、どの列車が該当するか私たちには分らないわけで、たまたま写してブログに乗せた列車の行く先や写した地点や時刻などを公開するとそれも処罰の対象になるんでしょうか。こういった物凄く曖昧な法律を何故成立させたのか私にはその理由がいまいちはっきりと分りません。
 
 この法案が成立した責任は先の選挙で投票した私たちにもあるほか、自民党の独走を許した、他の野党にも責任があると思います。他の野党が一致団結して党派の垣根を越えて何故阻止しようとしなかったのか、そして、自民党のブレーキ役を認めてきた公明党も何のブレーキ役にもならずに、逆に自民党の独走というアクセルを思いっきり踏み込ませる役割をしただけではないのかと思います。また、自民党も先の衆議院参議院で大勝したのをいいことに、政権公約に書いていなかったことをどんどん推し進めようとしています。はっきり言って、政権をとったから何をやっても許される・国民はついてくるとでも思っているのでしょうか。私は安部総理自体統一教会と深い関係を持っていることもあり、大嫌いです。
 衆議院の解散がなければ、あと3年は自民党政権が続くわけで、この国の行方がどうも暗い方向にむいてしまっている様な気がしてなりません。
 国民の大多数が反対しているこの法律。今後は安部政権の支持率がどのように推移していくのか、この法律と消費税増税によって支持率が下がるのか、何とか政権を維持していくのか、しっかりと私たちは見極めなくてはいけないと思ったしだいです。