アンパンマンの作者で知られる漫画家のやなせたかしさんが心不全のため94歳で亡くなられたと言うニュースが昨日、報道されてました。やなせさんは高知県出身で、日中戦争などで従軍。この戦場での体験が後のアンパンマン誕生に大きく影響したそうです。戦場での餓えや自分が相手を殺さなければ自分が殺されるという極限状況の中、必死で生き抜いて無事に帰還し、アンパンマンを誕生させました。やなせさんいわく、世界一弱いヒーローだそうですが、どんなに悪い相手でも徹底的に痛めつけるのではなく、やっつけた後は救いの手を差し伸べる優しいヒーローです。今、アニメや漫画ではバトル物がはやっていますが、そういう時代だからこそ、アンパンマンのような心やさしいヒーローが必要なのかもしれませんね。
私も子供が小さかった頃、アンパンマンをよく見てました。どんなにピンチになっても諦めず仲間を信じて悪をやっつける姿は、今日本に一番必要なヒーローなのかもしれません。今もキッズステーションなどでたまに放送されているのを見かけると、つい眺めてます。
そしてこのアニメの主題歌も非常に前向きな感じがして私は好きです。もし自信をなくしてくじけそうになったら、いいことだけいいことだけ思い出せ。そう、私自身を励ましてくれるような。この曲は子供が小さかった頃買ったCDに収録されていて、時折車の中で聴いてます。
今は天国でアンパンマンを描いているのでしょうか。どうぞ安らかにお眠りください。
