周南市の金峰（みたけ）地区で起こった、2件の放火と5人の殺害事件。警察は重要参考人として、事件について何らかの事情を知っていると見ていた、保見光成容疑者を現場近くの山中で発見し、身柄を周南警察署に移して、事情を聞いて、一人の殺害と放火の容疑で昨日の13:00過ぎに通常逮捕されました。この事件は今月21日の夜、２件の放火で焼け跡から3人の遺体が見つかり、さらに22日未明になってさらに2件の住宅で2人の遺体が見つかったもので、見つかった遺体には鈍器のようなもので頭を数回殴られた形跡があり、殺人と放火事件として捜査をしていましたが、25日になって、保見容疑者の名義の携帯電話や男性用のズボンなどが発見されて、一気に操作網が縮まって、犯人発見に至ったわけですが、保見容疑者は、いずれの事件も自分がやったと認めているようです。発見された当初、疲れ果てた様子だったといい、今後は事件後の足取りや、凶器に使ったとされる気の棒の特定等に捜査のほうは移行していくと思いますが、やはり気になるのがこの事件の動機でしょう。保見容疑者は集落で孤立していると警察に相談していたようですが、被害にあった人といずれもトラブルを抱えていたようです。それが今回の凶悪な犯行にいたった要因のひとつになったのかもしれませんが、たぶん、今後裁判が行われると間違いなく死刑が求刑されるでしょう。裁判員裁判で裁くものと思いますが、裁判員の負担もかなりのものになるのではないかと思います。
たぶん、地元の人たちとなかなか馴染めず、恨み辛みを募らせていたのではないかと思いますが、人から恨みを買うというのはやっぱり怖いですね。
