昨日の選挙の結果が判明し、自民･公明両党が圧勝して、野党第一党の民主党は大幅に議席を減らす結果となりました。自民党が参議院選挙でも圧勝したことで、これで国会運営もやりやすくなったのでしょうが、私はこれでよかったのかなぁ～？と疑問を感じます。まず、憲法改正についてですが、憲法改正を発議しやすくするための憲法96条を改正し、行く先は戦後、国民が守ってきた平和憲法の改正につながる様な気がします。私は世界に誇れる平和憲法を今のまま堅持してほしいと願っているのですが、なし崩し的に改正されてしまいそうな気がします。
そして国防軍の創設についてですが、日本国憲法は戦争を放棄し、問題を解決する手段として武力は使わないと9条に記されています。それを改正してまで、国防軍を持つ必要があるのか？日本近辺では北朝鮮の度重なる挑発行為や竹島や尖閣諸島をめぐる中韓との対立などの問題がありますが、お互い武力衝突すればどういう結果になるかは分っているはずです。これらの憲法改正や国防軍の創設について、公明党は自民党のブレーキ役になるといっていますが、果たしてその機能を果たせるのか疑問に思います。何しろ数の上では自民党議員のほうが圧倒的に多いわけですから。
そして原発問題についてですが、自民党は2030年までに原発稼動0にするといっていますが、その一方で、原発再稼動に向けた行動を見せるなど、言っている事とやっている事が逆の政策も行っています。原発は、発電コストは安くつくかもしれませんが、一度重大事故が起こるとどんなことになるかは、チェルノブイリ原発や福島第一原発の事故を見れば分るはずです。電力が足りなければ、足らないなりの生活をすればそれで済むことです。しょうもない深夜番組やすべての店で24時間営業をしているコンビニや長時間残業が常態化している企業活動・あちこちに設置された自動販売機など、無駄なところはまだまだたくさんあるはずです。
なんか、自民党が圧勝したことで、国民に対する負担がまた増えるような、そんな気がします。
