sakura542gouのブログ

日々思うこと色々書いてます。今年は空と結婚し、新たな生活が始まりました。

桜宮高校バスケ部元顧問、在宅起訴

 昨年12月におきた桜宮高校バスケ部キャプテンの自殺事件で、大阪地検はこの男子生徒に暴行を加えたとして、小村 基元顧問を在宅のまま起訴しました。学校の部活動の体罰で刑事責任が問われるのは極めて異例だそうで、行き過ぎた指導の状況や自殺との関係がどこまで明らかにされるか注目されます。捜査関係者の話では、小村元顧問は「指導のつもりだった。申し訳ない」と話しているようです。起訴状によると、小村元顧問は男子生徒のプレーに積極性がないと捉えて、
①桜宮高校体育館で12月18日にあった練習試合の最中や、試合後、生徒の顔や頭を平手手で数回たたいた
②生徒が自殺する前日の12月22日、自分のいに沿わないプレーをした生徒が質問に答えないことに腹を立て、十数回叩いて口を切る3週間の怪我を負わせたとされています。
 検察内部では「指導と暴力の線引きは難しい」という慎重な意見もあったようですが、保護者が撮影したビデオ映像を分析・検討した結果、部員への殴る・蹴るといった暴力が常態化していたと判断し、悪質性が高いと判断したようです。
 
このニュースは専門家の間でも賛否両論分かれているようですね。昨日のテレビニュースでは、学校の教育現場で暴力をなくすためにはこのような厳罰が必要。とする意見と、この事件だけ何故厳しい態度で臨むのか疑問を感じるという意見とが紹介されていました。
 
 ここで考えてほしいのは、大好きなバスケをやっていて、その大好きなバスケの顧問に暴力をふるわれ、自殺にまで追い込まれていった生徒がいるということです。何故彼が自殺しなければならなかったのかということを考えてほしいです。一人の生徒を自殺に追いやった暴力は、たとえどんな理由があったとしても正当化できないし、許されるものではありません。まして、教師という人生の規範となるべき職業についているものが行うような行為では絶対ないはずです。それを抜きに、この事件を考えてほしくないです。私は在宅起訴した大阪地検の捜査に賛成です。そして、裁判でどのような言葉を発し、どのような暴力行為を働いていたのか、洗いざらいすべて話してほしいと思います。