石垣島で一泊したあと、石垣空港に行って波照間島行きの飛行機に搭乗。飛行機といっても小型のプロペラ機で今まで搭乗した航空機よりもかなり狭かったです。その小型機に乗って石垣空港を離陸。南に向かって飛んで波照間島空港に着くと小型機は石垣島に行く人を乗せて離陸していきました。これから24時間この島で一晩明かすことになるわけですが、島にはバスがあるわけでもなく、島内の交通は車か自転車。まぁ周囲がそんなに大きい島ではないので自転車でも十分事足りる島です。その島に降り立って、民宿の方の車に乗せてもらって、まずは荷物を宿泊する民宿においてまずは島内めぐり。島で唯一のお土産や産によって、人が住むところでは日本最南端に位置する島に来た記念に、日本最南端と書かれたTシャツとアルコール度数のかなり強い泡盛の一つ、泡波を買って民宿に置いた後、再び自転車で海岸に出て私はトランクスに着替えて泳いできました。まだ4月のはじめだというのに、太陽の光は山口の真夏くらいの強さで、十分泳げる暑さでした。白い砂浜と遠くに見えるさんご礁の組み合わせはなんともいえない美しさでした。そして再び民宿に帰って着替えたあと、星空観測タワーに行ってきました。施設の見学もできるので展示してある写真や資料を見て回りました。
島内をいろいろ見て回っているうちに夕食の時間となり、民宿に戻ると民宿の親父さんが夕食をテーブルに並べていたのですが、その量がまた半端じゃないくらいの量で、ざっと見積もっただけでも3人分くらいの量はあったでしょうか。この島では水は大変貴重なものなので、とてもこれだけの量を作るだけの水がそう簡単に手に入るとは思えなかったのですが、おそらく船で運んでくるのでしょうか。そのものすごい量の夕食を何とか平らげてしばしバタンキューの状態で、休憩をしたあと星空観測タワーに行く人の参加申し込みがあったので参加するむねを伝えて民宿の車で出発。町明かりのほとんど無い南国の市まで見上げる星空は息を呑むほどの美しさでした。西の空には冬の星座のオリオン座やおうし座ふたご座などが見えていて、南の空にはおとめ座やうしかい座が見えており、南の地平線低くには南十字星がきれいな姿を見せていました。生まれて始めてみた南十字星に感動しながら夜遅くに民宿に帰って日本最南端の島での夜は更けていったのでした。
